2022年J1リーグ順位予想
今週のサッカー・・・
ガンバ大阪がロシア1部ルビン・カザンのMF斉藤未月を獲得
・名古屋のMF米本拓司が湘南ベルマーレへレンタル移籍
・・浦和レッズがスウェーデン代表の左利きドリブラーを獲得。
・・・鹿島に鈴木優磨が2年半ぶり電撃復帰!
・・・・ガンバ大阪に3人が完全移籍で加入。
・・・・・C大阪の日本代表MF坂元達裕がベルギー1部オースデンテへ期限付移籍
・・・・・・清水の鈴木唯人&松岡大起が日本代表に追加招集ともに初選出
・・・・・・・2022年J1リーグ順位予想の参考資料。
ガンバ大阪がロシア1部ルビン・カザンのMF斉藤未月を獲得
ガンバ大阪がロシア1部ルビン・カザンのMF斉藤未月(22)を獲得することが濃厚になりました。
保有権を持つ湘南からの期限付き移籍となる見込みです。
スコットランド1部・セルティックへ移籍するMF井手口陽介(25)が抜ける中盤に、東京五輪世代でさらなる伸びしろも備えたボランチが加わることになります。
斉藤は豊富な運動量とボール奪取力を誇り、18歳から湘南で主力としてプレー。
19年にはU―20W杯に日本代表の主将して出場するなど、各年代別の代表にも選ばれ、東京五輪での活躍も期待されてきた。
20年末にルビン・カザンへ期限付き移籍。
今年2月に足首を負傷して離脱し、東京五輪のメンバーから落選となった。
その後は外国人枠の影響もあって、ロシアで出場機会を得られない状況が続いていました。
保有元の湘南ベルマーレに戻らないのは、謎です。
ガンバ大阪から期限付き移籍で湘南ベルマーレでプレーする谷晃生はレンタル延長が決まっているので、谷のレンタル延長を認める代わりに斎藤美月を貸してほしいという取引があったのかもしれません。
また、斎藤はロシア移籍で年俸が跳ね上がり、湘南ベルマーレでの年俸バランスが取れなくなるからかもしれませんね。
とにかく本人はヨーロッパでのプレー継続を希望していたと報じられていますが、本人の希望と一致しない移籍は、あまりうまくいかない前例があるので、個人的には心配になる移籍です。
片野坂監督のサッカーのスタイルでボランチに求められるタイプとは違う気もしますが、片野坂監督は柔軟に戦力にあったチームを作ることもできるので、大分トリニータでやっていたスタイルをそのままやるわけではないのかもしれません。
名古屋のMF米本拓司が湘南ベルマーレへレンタル移籍
米本拓司はケガから復帰して名古屋グランパスで主軸としての活躍が期待されていましたが、FC東京時代に確執があったと噂される長谷川健太監督就任がきっかけとなったかどうかはわかりませんが、湘南ベルマーレへの移籍を決断した。
名古屋グランパスとしてはかなりの戦力ダウンですが、レオシルバを獲得したのは大きいですね。
稲垣祥もいますし、人数的にはそろっているといえるでしょう。
浦和レッズがスウェーデン代表の左利きドリブラーを獲得。
浦和レッズはスパルタ・プラハ(チェコ1部)のMFダヴィド・モーベルグを完全移籍で獲得したことを発表した。
モーベルグは、浦和レッズ公式サイトによると
「スピードに乗ったドリブルで相手DFを翻弄する、左利きのウインガータイプのMF。アシストはもちろん、左足から繰り出される鋭いシュートやセットプレー時のフリーキックでの得点力、そしてペナルティエリア付近での高いクオリティーのプレーに期待」
と紹介されています。
年代別のスウェーデン代表にも選出され、2017年と18年にはA代表でも3試合出場しています。
浦和レッズは武田英寿が期限付き移籍延長が濃厚なため、左利きのカットインタイプのミッドフィルダーがいませんでしたから、補強ポイントとは合致します。
プレー動画を見ましたが、スピードもあってドリブルで1枚剥がすこともできますしクロス精度も高いですが、得点力が高いとは感じませんでしたし、これまでの得点数が多いわけではないので、チャンスメーカータイプだと思いますが、かなりレベルは高いですね。
鹿島に鈴木優磨が2年半ぶり電撃復帰!
ベルギー1部シントトロイデンのFW鈴木優磨(25)が古巣・鹿島へ電撃復帰する。
昨季欧州1部主要リーグで日本人歴代2位となる17得点を挙げた鈴木優磨のもとには、海外の複数クラブが獲得に興味を示していた。
今夏にステップアップを図ったが、移籍手続きが間に合わずに残留。
今冬に欧州内で移籍する道もあったが、鹿島アントラーズ復帰を決めました。
シントトロイデンは観客動員がコロナ渦で見込めない中で、夏に鈴木優磨を売却しようとしましたが、本人がよりステップアップを望んで結局は残留した経緯がありました。
シントトロイデンとしては鈴木の移籍を見越して林大地や原大智を獲得していたので、どこでもいいから早く売りたいという位置づけだったと思います。
鈴木優磨本人にとっては、この移籍は不満があるかもしれませんが、鹿島アントラーズとしては年俸1億円を超えると報じられたエヴェラルドが昨シーズンは1点に終わり、ジーコテクニカルディレクターが退任してコロナ対策で新規外国人選手がいつ入国できるかわからない状況もあって、ブラジル路線の補強を見直す必要があったと推測します。
この状況では入国制限を受けない鈴木優磨は計算できるフォワードとして確保したかったのでしょう。
問題は本人が海外でステップアップを望んでいることで、モチベーションの維持や再び夏に欧州からオファーが来た時に慰留できるかという部分でしょう。
鹿島は16年を最後に5年間、国内タイトルから遠ざかる。
今オフには18年のACL制覇を知るMFレオ・シルバ(36)や、MF遠藤康(33)らベテランが続々と移籍。
今季からはクラブ初となる欧州出身のレネ・ヴァイラー新監督(48)が指揮を執るなど、大きな変革期を迎えようとしていますが、計算できるフォワードを確保しました。
現地報道では移籍金は2億円以上とされています。
ガンバ大阪に完全移籍で3人が加入。
ガンバ大阪が徳島ヴォルティスのDF福岡将太、韓国代表DF権敬原(クォン・ギョンウォン)、ブラジル人MFダワンを完全移籍で獲得。
徳島ヴォルティスの福岡将太はビルドアップ能力が高いセンターバックで2014年に実践学園高校から湘南ベルマーレ入りしてプロ入り。
その後、福島ユナイテッドFCや、栃木SCを渡り歩き、2019年から徳島ヴォルティスで主力を務めていました。
徳島では加入2年目の2020年の明治安田生命J2リーグで27試合に出場して、優勝とJ2昇格に貢献。昨季はチームとしてJ2降格の憂き目に遭ったが、J1デビューを果たすなど、29試合でプレーしています。
ゴールキーパーから繋いでいく片野坂監督のスタイルにマッチしたセンターバックといえるでしょう。
クォン・ギョンウォンは左利きのセンターバック。
188センチメートル、83キロ。
全北現代モータース、アル・アハリ(UAE)、天津天海(中国)、尚州尚武FC(韓国)などでもプレーした。
2021年夏から城南に所属し、2021シーズンのKリーグ1は18試合に出場した。
また、韓国代表では2017年にA代表デビューを飾り、これまで20試合に出場しています。
ワールドカップイヤーで国外での試合が多そうなのは気になりますね。
25歳のダワンは177センチ、69キロの守備的MF。
CSAやポンチ・プレッタ、ジュベントゥージなどでもプレーしてきた。
カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)では通算55試合に出場、セリエB(ブラジル2部)では通算60試合に出場しています。
井手口陽介をセルティックに放出した代わりでしょう。
ガンバ大阪には守備で強さを見せるタイプのボランチが不足していたので、良い補強となりそうです。
C大阪の日本代表MF坂元達裕がベルギー1部オースデンテへ期限付移籍
セレッソ大阪は日本代表MF坂元達裕がベルギー1部KVオーステンデに期限付き移籍することでクラブ間の基本合意に達したことを発表。
レンタル期間は2022年6月30日まで。
現地でのメディカルチェックなどを経て、正式契約が結ばれる予定です。
半年のレンタルなので、買取オプションがついていると思いますから存在感を見せつけると完全移籍となり夏に移籍金収入が入ってきますが、活躍できないと戻ってくる可能性もあります。
セレッソ大阪としては去就が不確実な選手を抱えているので編成は難しいところです。
清水の鈴木唯人&松岡大起が日本代表に追加招集ともに初選出
J1清水はMF鈴木唯人とMF松岡大起が、国際親善試合キリンチャレンジ杯ウズベキスタン戦(21日、埼玉スタジアム)に臨む日本代表に追加招集されたと発表した。
メンバー入りしていた川崎フロンターレのFW旗手怜央(24=静岡学園高出)と横浜FマリノスのFW前田大然(24)が、スコットランド1部セルティックへの移籍が決まり、不参加となったため追加招集となりました。
この二人となった理由は、国内組限定の合宿で一定程度は、現状のウズベキスタン戦には使う気がなく、代表チームのスカッドには入らない選手も人数合わせのために呼ぶ必要があります。
そのため、合宿に参加するだけでも経験として今後の成長につなげてほしい若手選手という位置づけでしょう。
パリ世代は新型コロナウイルスの影響でU17、U20ワールドカップ出場ができておらず、経験値が少ないことが問題となるので、意図的に代表チームに参加させることは良いと思います。
2022年J1リーグ順位予想の参考資料。
昨シーズンの順位と2020年のクラブ経営情報のチーム人件費から資金力ランキングを作成しました。
来シーズンの順位を予想する参考にしてください。
ちなみに、J1とJ2では分配金が違うので昇格クラブは分配金収入の増加を加味しています。
ここ数年の経営が好調な清水エスパルス、アビスパ福岡と専用スタジアムが建設された京都サンガはこの順位よりも2022シーズンは使える資金力は多そう。
サガン鳥栖は経営危機なので2022シーズンは使える予算は少なそうです。
2021年順位
<J1>
1.川崎フロンターレ(ACL本選出場)
2.横浜F・マリノス(ACL本選出場)
3.ヴィッセル神戸(ACLプレーオフ出場)
4.鹿島アントラーズ
5.名古屋グランパス
6.浦和レッズ(ACL本選出場)
7.サガン鳥栖
8.アビスパ福岡
9.FC東京
10.北海道コンサドーレ札幌
11.サンフレッチェ広島
12.セレッソ大阪
13.ガンバ大阪
14.清水エスパルス
15.柏レイソル
16.湘南ベルマーレ
<J2>
1.ジュビロ磐田
2.京都サンガ
2020年チーム人件費ランキング(Jリーグ公式サイトクラブ経営情報より)
※()内は2021年順位
1(3).ヴィッセル神戸
2(5).名古屋グランパス
3(6).浦和レッズ
4(1).川崎フロンターレ
5(9).FC東京
6(2).横浜Fマリノス
7(15).柏レイソル
8(13).ガンバ大阪
9(4).鹿島アントラーズ
10(11).サンフレッチェ広島
11(12).セレッソ大阪
12(14).清水エスパルス
13(J2/1).ジュビロ磐田
14(10).北海道コンサドーレ札幌
15(7).サガン鳥栖
16(8).アビスパ福岡
17(J2/2).京都サンガ
18(16).湘南ベルマーレ
2020年からコロナ渦が2年以上続いた影響で今シーズンは上位と下位の差が少なくなっていることが予想されます。
経営的にはどこも厳しいので、下のチームもチャンスがありますしびっくり降格の可能性も例年よりもある年といえるでしょう。