プレミアリーグ・チェルシーの行く末は?
今週のサッカー・・・
日本政府が観客動員の制限を撤廃へ
岡田武史氏が日本サッカー協会副会長に復帰、
イギリス政府はロマン・アブラモビッチ氏に制裁を科すことを決定。
日本政府が観客動員の制限を撤廃へ
日本政府は、新型コロナウイルス対応のまん延防止等重点措置の適用下で実施している大規模イベントの人数制限について、声援を出さないなど一定の感染対策を前提に撤廃する方針を固めたとのことです。
政治力があるプロ野球の開幕に合わせて制限が撤廃されることになりますが、Jリーグもここまでプロ野球と歩調を合わせてきたのはうまく立ち回ったと思います。
あとは声出しなどをどのように扱うかですが、新しく就任した野々村チェアマンはサッカーは観客が作る雰囲気も含めた作品だという考え方の持ち主なので、なんとか声出しできる状況に持っていくのではないでしょうか。
岡田武史氏が日本サッカー協会副会長に復帰
元日本代表監督で、J3FC今治代表取締役の岡田武史氏が、日本サッカー協会の副会長に復帰することが、分かりました。
同氏は16年3月にも同協会副会長に就任したが、1期2年の18年3月に退任。
その後、同協会参与(名誉役員)ととしてサッカー界を応援してきた。
岡田氏は、日本代表監督として98年フランス大会、10年南アフリカ大会と、2度のW杯を指揮。
10年には日本以外の開催大会で初めて1次リーグを突破した実績を持ちます。
現日本代表の森保一監督の手腕を高く評価しており、同氏の副会長復帰は、7大会連続W杯出場を目指す森保ジャパンにとって大きな力になります。
代表監督を務めた経験がある人にしかわからないこともあるでしょうから岡田武史氏の経験が現在の日本代表に活かされていくことはポジティブですね。
現会長の任期は24年3月までなので、岡田武史氏が次期会長候補となるでしょう。
Jリーグは野々村チェアマンでJFAは岡田武史氏だとコンサドーレ札幌時代の監督とキャプテンなのでJリーグとJFAが両輪で同じビジョンを描いて前に進んでいく期待が持てます。
イギリス政府はロマン・アブラモビッチ氏を制裁
イギリス政府はチェルシーのオーナーであるロマン・アブラモビッチ氏に資産凍結などの制裁を科すことを決定。
2003年にチェルシーを買収したアブラモビッチ氏は、ロシアの新興財閥(オリガルヒ)の一角。このオリガルヒは、ロシアのプーチン大統領と密接な関係にあり、イギリス政府は早い段階から制裁に動いていた。
アブラモビッチ氏はすぐにチェルシー売却の意思を明確にしたが、イギリス政府の制裁の方が早かった。
イギリス政府はアブラモビッチ氏の資産凍結のほか、渡航禁止などの制裁も決定した。
イギリス国内での個人・企業の取引も完全に停止される。
これによって、チェルシーが大きなダメージを受けることは避けられないでしょう。
チェルシーは特例で活動継続が認められ、1カ月で2800万ポンド(約43億円)とされる選手やスタッフに対する人件費は支払われます。
しかし、選手の移籍や契約更新は対象外で、補強を含めたチーム編成への影響は避けられません。
また新たな入場券の販売は禁じられ、購入済みの前売り券やシーズン席を持たないアウェーのファンは入場できなくなる見通しです。
イギリスのナディン・ドリーズデジタル・文化・メディア・スポーツ相は
「サッカークラブは文化財であり、我々のコミュニティの基盤である。よって我々はそれらを保護することに尽力する」
と説明。
チェルシーのシーズン継続については特別に許可するとしましたが、来シーズン以降については不透明です。
チェルシーは3000億円の負債があり本拠地スタンフォードブリッジもチーム所有ですから運営権をアブラモヴィッチが誰かに譲渡するのか、一度国有化するような形になるのか解散してしまうのか分かりません。
しかし、横浜フリューゲルスが無くなっても横浜FCが市民クラブとして復活したように応援するサポーターが世界中にいるので、何らかの形でサッカークラブとして活動していくでしょうが、しばらくは世界的なビッグクラブではいられなくなるでしょう。