【2022年カタールワールドカップ】アジア2次予選に挑む森保ジャパンの現状と今後は?
9月10日にFIFAワールドカップアジア2次予選がスタートするサッカー日本代表。
9月5日に親善試合パラグアイ戦を終えてから2次予選に挑みます。
今回はそんな日本代表の現状についてまとめてみました。
最後までご覧ください。
親善試合パラグアイ戦の位置づけ
FIFAランキング39位。過去9回対戦し、3勝4分2敗で9得点し9失点です。
印象的なのは2010年6月29日に対戦した南アフリカワールドカップの決勝トーナメント第一試合。
日本代表は史上初のベスト8進出に挑みましたが、0-0で引き分け、PK戦で敗退しています。
直近ではロシアワールドカップ直前の2018年6月12日に行われた親善試合で4-2で勝利。
この試合がきっかけでスタメンが固まりロシアワールドカップ初戦コロンビア戦で勝利につながっています。
とはいえこのときのパラグアイはロシアワールドカップの出場が叶わずに、若手選手の育成が目的だったので、今回の親善試合では難しい試合となるでしょう。
パラグアイはコパアメリカでは決勝トーナメントに進出していて開催国ブラジルにPK戦で敗れたものの大健闘。
コパアメリカの成績では日本代表を上回っています。
日本代表はコパアメリカで3試合を行ってから試合が無く、コパアメリカでも主力選手の多くを招集できなかったので、ベストメンバーで集まるのは6月のエルサルバドル、トリニダードトバゴと行った親善試合以来となります。
ワールドカップアジア2次予選で失敗は許されないので、パラグアイ戦では急ピッチでベストの11人を見極めてチーム作りをする必要があります。
そのため、時間がない状況を考慮するとメインで使った来た4-2-3-1システムを使用すると予想。
年始に行われたアジアカップの主力だったメンバーが中心となるでしょう。
海外組はシーズンが始まったばかりでコンディションが悪いことが想定されますし、移籍した選手はまだ新天地で手探り状態の場合も多くパラグアイ戦では調子の見極めが重要になります。
ゴールキーパー
ゴールキーパーは今夏にベルギーに移籍してから、出場機会を掴んでいるシュミットダニエル選手がファーストチョイス。
アジアカップで正ゴールキーパーを務めた権田修一選手はポルトガルリーグに移籍して以降、出場機会を得られていません。
コパアメリカで正ゴールキーパーとして改めて評価を高めたベテラン川島永嗣選手も同様。
国内組はガンバ大阪の東口順昭選手とサンフレッチェ広島の東京オリンピック世代の大迫敬介選手が候補となります。
ディフェンダー
センターバックは冨安健洋選手、吉田麻也選手、昌子源選手の中でコンディションを見極めて2人組み合わせることになると思います。
昌子源選手は開幕から2試合出番なし。
吉田麻也選手、冨安健洋選手もレギュラーポジションを確保するまでには至っていません。
ベルギーリーグで開幕からスタメンを続ける植田直通選手の招集も十分あり得る状況。
右サイドバックは酒井宏樹選手、左サイドバックは長友佑都選手が順当に選ばれるでしょう。
コパアメリカで存在感を示した東京オリンピック世代の岩田智輝選手、杉岡大輝選手が引き続き選出されるかどうかも注目です。
ポルトガルリーグで開幕からフル出場を続ける安西幸輝選手、J1首位FC東京で活躍中の室屋成選手も選択肢に入ってくるでしょう。
ミッドフィールダー
ボランチはコパアメリカでキャプテンも務めた柴崎岳選手がスペイン2部デポルティボ・ラコルーニャに移籍して、すぐに存在感を放っているので、柴崎岳選手が中心となるでしょう。
相方には、遠藤航選手がこれまで第一候補でしたが、ドイツブンデスリーガ2部のシュツットガルトに移籍して間もなく、試合勘には不安があります。
小林祐希選手は移籍先が決まっておらず今回の招集はないでしょう。
川崎フロンターレの守田英正選手は所属クラブでレギュラーポジションを掴めておらず不安が多いですね。
怪我から復調した鹿島アントラーズの三竿健斗選手、コパアメリカで存在感を放ちオランダリーグで開幕からスタメンで起用されている板倉滉選手、J1で首位を独走中のFC東京・橋本拳人選手も候補になるでしょう。
トゥーロン国際大会で大活躍をした川崎フロンターレ田中碧選手の初招集もあるかもしれません。
右サイドハーフはヨーロッパで活躍中の堂安律選手、伊藤純也選手が招集されるでしょう。
横浜Fマリノスで好調の仲川輝人選手は他の選手が好調なので厳しいかなと。
左サイドハーフは中島翔哉選手、乾貴士選手、原口元気選手が揃って所属クラブで出場機会が限られていて、特にエースの中島翔哉選手のコンディションには不安があります。
トップ下は、開幕から連続得点を記録している南野拓実選手とレアルマドリード(スペイン1部のマジョルカに1年間の期限付きで移籍)で注目を集めている久保建英選手、スペイン2部に移籍した香川真司選手の3人に注目が集まります。
フォワード
センターフォワードは大迫勇也選手で決まりでしょう。
代わり、スーパーサブとしての候補は、これまで森保JAPANになってから招集されている岡崎慎司選手、鈴木武蔵選手、武藤嘉紀選手、永井謙佑選手。
これまで招集がないですが、大分トリニータで存在感を放っているオナイウ阿道選手も候補に入ってくるでしょう。
アジア2次予選の傾向を考えると日本代表相手に守備を固めてくることが想定されますので、高さ勝負になることもあり得ます。
終盤にヘディング要員で投入するタイプが少ないので、日本人得点ランキングトップの10得点を決めているオナイウ阿道選手は効果的かなと思います。
海外組の注目株
オランダリーグで結果を出している20歳中村敬斗選手の初招集もあり得ます。
ドイツブンデスリーガで開幕スタメンを勝ち取った鎌田大地選手の2度目の招集もあるかもしれませんね。
その他には20歳の右サイドバックでオランダリーグで活躍中の菅原由勢選手。
同じくオランダリーグで活躍中の左利きの守備的なユーティリティープレーヤーである中山雄太選手も評価を高めていますね。
バルセロナBでデビュー戦ゴールを決めた安部裕葵選手も候補に挙がってくるでしょう。
横浜Fマリノスからベルギーリーグに移籍したばかりの三好康児選手はコパアメリカで2得点を決めて、アピールに成功していますが移籍したばかりで精神的にも肉体的にも負荷が多い状況で無理に招集はしないと予想。
オーストラリアリーグで活躍していた奥川雅也選手は怪我でスタメンを外れてしまい今回の招集はなさそう。
国内組の注目株
これまでに招集が無く、今回招集が期待されるのは、大分トリニータのオナイウ阿道選手、川崎フロンターレの田中碧選手、ヴィッセル神戸の古橋亨梧選手、湘南ベルマーレの斎藤美月選手、鹿島アントラーズの相馬勇紀選手。
長く代表から遠ざかっていますが、所属クラブで輝きを放っている浦和レッズ興梠慎三選手、セレッソ大阪清武弘嗣選手の久々の招集もあり得ると思います。
最後に
いかがでしたが?
今回は「カタールW杯アジア2次予選に挑む森保ジャパンの現状と今後は?」で、ワールドカップ2次予選がいよいよ9月からはじまる森保JAPANの現状についてまとめてみました。
ヨーロッパ組のコンディションが悪く、難しい時期ですが、2次予選初戦のアウェーでのミャンマー戦で確実に勝ち点3を勝ち取ってもらいたいです。
2次予選で大活躍する新星が出てきて層を厚くしていくことを期待しています。