FIFAクラブワールドカップ2018(英: FIFA Club World Cup 2018)が、2018年12月12日から12月22日にかけて、アラブ首長国連邦で開催されます。
FIFAクラブワールドカップ2017優勝・レアル・マドリード(スペイン)
12月12日よりFIFAクラブワールドカップUAE2018が開催されますが、いまだ南米クラブ王者が決まらないという異常事態となっていましたが、12月9日に無事、リーベル・プレートがボカ・ジュニオルスを延長の末に勝利し決まりました。大会へ出場する注目すべき4つのチームについて簡単に取り上げていきたいと思います。
まずは優勝候補筆頭となるレアル・マドリード(スペイン・欧州王者)については、世界を代表するトップチームなだけに、もはや説明する必要もないでしょう。
バロンドールを獲得したモドリッチもいれば、類まれなテクニックを持つマルセロもいますし、チャンピオンズリーグ決勝でのファインゴールが記憶に新しいベイルもいるなど、タレントが勢ぞろいしています。
しかし、レアル・マドリードは今シーズン、苦しいリーグ戦となっているよう、クリスティアーノ・ロナウドが抜けてからは弱体化したのではとも囁かれていますので、余裕を持ってFIFAクラブワールドカップUAE2018を勝ち抜くのは難しいかもしれません。
11月下旬には格下であるはずのエイバルを相手に、ほぼベストメンバーで戦ったにも関わらず3-0と完敗を喫しています。
監督もシーズン途中で変わるなど、バタバタしている感も否めませんので、FIFAクラブワールドカップUAE2018に出場する他のクラブにとっては大きなチャンスが巡ってきているといえます。
そして、FIFAクラブワールドカップでは毎回のように王者を争う南米王者は冒頭で紹介したとおり、まだ決まっていませんでしたが、12月9日スペインのサンティアゴ・ベルナベウでコパ・リベルタドーレス決勝第2戦が行われ、延長戦の末、リーベル・プレートがボカ・ジュニオルスに勝利し、南米王者に輝きました。
アルゼンチンのクラブチームであり、首都のブエノスアイレスで行われるはずだった2戦目はチームバスが襲撃されるなどの騒ぎによって中止となり、ドーハで開催されることとなるのでは、との報道もありましたが、12月9日にレアル・マドリードの本拠地となるサンチャゴ・ベルベナウでの開催しました。
南米クラブの特徴としては、これからヨーロッパで世界的に有名になっていく若手選手が含まれているのが多いこと、かつて世界的スターであった名選手がキャリアの終着点として南米クラブの所属していること、などが挙げられます。元来のテクニックの高さは言うまでもなく、ハングリー精神溢れるサッカーを見せてくれるので、ヨーロッパ王者を相手にしてもまったく引けを取らない試合となることが多くあります。
アジア代表は、鹿島アントラーズ(日本・アジア王者)ですが、客観的に見るとかなり厳しい戦いとなるでしょう。
AFCチャンピオンズリーグの戦績を見ても、圧倒的な強さというわけでもなく、勝負強さが目立つ印象です。
攻撃の要であるセルジーニョ、守備の要となる昌子を中心に、鈴木(負傷のため出場しない)や小笠原が絡みつつ、バランスに優れたチームとして仕上がっています。
リーベル・プレートやレアル・マドリードとの真剣勝負となったとき、どのような試合を見せてくれるのか楽しみですが、そこまで辿りつくにはまずグアダラハラ(メキシコ・北中米カリブ海王者)に勝たなくてはなりません。
もしもグアダラハラに勝利した場合には、12月19日にレアル・マドリードと戦う予定
となっていますので、是非、初戦は勝ってもらいたいところです。
これまでご紹介した以外に、開催国からの出場となるアルアイン(UAE・開催国王者)にも注目してみたいと思います。
有名どころでは、スウェーデンのベリが在籍していますが、日本人選手も在籍しています。
かつて広島に在籍しており、リオで開催されたオリンピック代表にも名を連ねていた塩谷 司です。
また、鹿島アントラーズに在籍していたカイオ・フェルナンデスも所属しているので、アルアインの試合を見てみれば、どことなく親近感がわいてくる人もいるのではないでしょうか。
大きなお金が動くUAEリーグで最多の優勝数を誇るチームだけに、かなり楽しみなチームといえます。