平成30年度全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会・3位
2017年第96回全国高校サッカー選手権大会【埼玉県代表】3年ぶり2回目の出場。
2018年全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会【埼玉県代表】3年連続3回目の出場。
今や埼玉県でも強豪チームに成長した【昌平高校】です。
夏に行われた、平成最後のインターハイでは、高知中央、青森山田、札幌大谷、大津という強豪がひしめくブロックに入ってしまいました。
1回戦の高知中央を6-1で勝利すると、2回戦は優勝候補に名前が挙げられている青森山田を、4-2で逆転勝利、3回戦の札幌大谷、この試合も3-2で逆転勝利し連日の大逆転劇を見せてくれました。
前回出場(2016年)のときは初出場でベスト4以来のベスト8に名乗りを上げました。
準々決勝の相手は、U-18日本代表を揃えるタレント軍団の大津高校です。
一進一退の拮抗した試合を決定づけたのは、後半アディショナルタイムに、この日絶好調のMF原田虹輝選手が、先制点に続く決勝点をたたき出したのです。
大津高校のタレント軍団でも、この原田選手のドリブル突破は阻止できませんでした。
2年ぶりのベスト4に進出です。
そして、準決勝の桐光学園との試合は「スペシャルな選手がいるチームなので」気持ちを切り替えて望まないと難しい試合になると、藤島監督は選手を鼓舞していました。
「スペシャルな選手がいるチームなので」そう、桐光学園の怪物ストライカー2年生の西川潤選手です。桐光学園の準々決勝は富山第一高校相手に5-0で勝利し、この試合で西川選手はハットトリックを達成。
絶好調の状態で、準決勝に臨みます。
翌日の準決勝は天候が不順な状態で行われ、両チームとも一歩も引かない展開で前半を0-0で折り返しました。
後半開始5分に桐光学園が先制すると、昌平高校はあっという間に10分間で3点失ってしまいました。
昌平高校が追いかける展開となったところで、天候が急変し、4時間半の中断。
中断明けからは、昌平高校が怒濤の攻撃を展開し、後半20分にFW森田翔選手が1点を返し反撃開始体制に入ったところで、再び天候が悪くなり25分の中断。
残り3分のところで再開され、攻め続ける昌平高校がアディショナルタイムに、超絶技巧派の1年生MF須藤直樹選手が得点したと同時にタイムアップとなり試合終了。
反撃も追いつかず2-3で敗れてしまい、決勝の夢が遠のいてしまいました。
中断をはさんで再開、再再開を繰り返し1点差まで追いついた昌平高校の粘りと気迫は、この大会で最も観客を魅了させた試合であることは確かです。
この悔しさは、冬の選手権にぶつけ、4強以上を目指す原動力にして欲しいと思います。
今や押しも押されぬ強豪校となった「昌平高校サッカー部のメンバー」を紹介します。
昌平高校サッカー部のメンバー
▼GK
1 牧之瀬皓太 マキノセ コウタ ■ポジション:GK ■2001-06-20 ■175cm/64kg ■学年 :2年 ■出身チーム:GRANDE
16 関根晨大 セキネ アキヒロ ■ポジション:GK ■1999-08-05 ■172cm/67kg ■学年 :3年 ■出身チーム:FC LAVIDA
30 中島蒼 ナカジマ アオイ ■2001-05-28 ■175cm/64kg ■学年 :2年 ■出身チーム:
30 緑川 光希 ミドリカワ コウキ ■174cm/68kg ■学年 :3年 ■出身チーム:FC古河(茨城)
▼DF
2 堀江貴大 ホリエ タカヒロ ■ポジション:DF ■2000-04-26 ■177cm/67kg ■学年 :3年 ■出身チーム:大宮アルディージャJrユース
3 吉田航 ヨシダ コウ ■ポジション:DF ■2000-05-18 ■174cm/66kg ■学年 :3年 ■出身チーム:CLUB ATLETICO ALEGRE
4 阿部天翔 アベ タカト ■ポジション:DF ■2000-09-29 ■177cm/65kg ■学年 :3年 ■出身チーム:成立ゼブラ
5 関根浩平(注目選手〕 セキネ コウヘイ ■ポジション:DF ■2000-08-25 ■177cm/66kg ■学年 :3年 ■出身チーム:栃木SC Jrユース 18年全国高校総体優秀選手
13 伊藤雄教 イトウ ユタカ ■ポジション:DF ■2001-02-13 ■178cm/70kg ■学年 :3年 ■出身チーム:FRIENDLY
23 岩本澄都 イワモト スミト ■ポジション:DF ■2000-10-13 ■170cm/61kg ■学年 :3年 ■出身チーム:
25 山本蓮 ヤマモト レン ■ポジション:DF ■2001-02-27 ■175cm/63kg ■学年 :3年 ■出身チーム:FC LAVIDA
19 石塚稜真 イシヅカ リョウマ ■ポジション:DF ■2000-08-02 ■168cm/63kg ■学年 :3年 ■出身チーム:浦和レッズJrユース
29 常田航凜 ツネタ コリン ■ポジション:DF ■2000-11-11 ■172cm/65kg ■学年 :3年 ■出身チーム:
▼MF
6 丸山聖陽 マルヤマ セイヨウ ■ポジション:MF ■2001-02-01 ■168cm/60kg ■学年 :3年 ■出身チーム:FC LAVIDA
7 木下海斗 キノシタ カイト ■ポジション:MF ■2001-03-23 ■173cm/62kg ■学年 :3年 ■出身チーム:浦和レッズJrユース
8 原田虹輝(注目選手) ハラダ コウキ ■ポジション:MF ■2000-08-06 ■166cm/60kg ■学年 :3年 ■出身チーム:クラブ与野 18年全国高校総体優秀選手 ■代表歴:18年:日本高校選抜
9 渋屋航平 シブヤ コウヘイ ■ポジション:MF ■2000-07-17 ■180cm/70kg ■学年 :3年 ■出身チーム:FC LAVIDA
14 古川勇輝 フルカワ ユウキ ■ポジション:MF ■2000-05-25 ■171cm/58kg ■学年 :3年 ■出身チーム:大宮アルディージャJrユース
17 渡邉建太 ワタナベ ケンタ ■ポジション:MF ■2001-05-16 ■166cm/55kg ■学年 :2年 ■出身チーム:FCクラッキス松戸
20 大越俊也 オオゴシ シュンヤ ■ポジション:MF ■2000-06-29 ■168cm/63kg ■学年 :3年 ■出身チーム:ACアスミJrユース
小原大珠 オバラ ダイジュ ■ポジション:MF ■2000-05-10 ■168cm/60kg ■学年 :3年 ■出身チーム:
植村朋弥 ウエムラ トモヤ ■ポジション:MF ■2000-09-28 ■172cm/62kg ■学年 :3年 ■出身チーム:
▼FW
10 須藤直輝(注目選手) ストウ ナオキ ■ポジション:FW ■2002-10-01 ■163cm/52kg ■学年 :1年 ■出身チーム:大宮アルディージャJrユース ■代表歴:18年:U-16日本代表 17年:U-15日本代表
11 森田翔 モリタ ショウ ■ポジション:FW ■2000-10-04 ■174cm/60kg ■学年 :3年 ■出身チーム:栃木SC Jrユース 18年全国高校総体優秀選手
12 西村悠希 ニシムラ ハルキ ■ポジション:FW ■2000-11-21 ■172cm/65kg ■学年 :3年 ■出身チーム:CLUB ATLETICO ALEGRE
15 大和海里 ヤマト カイリ ■ポジション:FW ■2001-05-26 ■168cm/55kg ■学年 :2年 ■出身チーム:VIVAIO船橋
注目選手
身を挺した守備で、インテリジェンスにあふれたディフェンダー*******************
DF:関根浩平(3年)
状況判断やカバーリングに優れたセンターバックです。
知的なだけでなく、ポストに激突しながらもクリアするなど、身を挺した守備が定評です。
昨年からの課題で取り組んできた、相手との競り合いでの強さも向上し、総合力が高まりました。
圧倒的な攻撃センスを持つボール回しの中継点!******************************
2018年日本高校選抜に選ばれたときは、唯一の2年生でした、周りを気にせず、左足から繰り出す高精度のキックは素晴らしいものを持っていま
高い技術と戦術眼を持ち合わせ、抜群の位置取りでボール回しの中継地点となる昌平高校のキーマンです。
この男にボールが渡れば、攻撃の最終局面への道筋が開けたも同然です
インターハイ準々決勝の大津戦では素晴らしいパフォーマンスで2得点し、Jのスカウト達から「今大会最大の発見」と称賛を送られました。手に負えない「ボランチのドリブラー」です。
(2019年新加入内定)
J1 川崎フロンターレに新加入が内定したと発表。(10/16)
ルーキーにして10番を背負う期待値マックスのアタッカー!**********************
2年連続でプロ輩出の昌平高校で1年にして10番を背負い、物怖じしない性格と、高度な技巧が魅力で、今年のインターハイ出場権が懸かる県予選準決勝では、相手のDFの股を通すパスでゴールをお膳立てする度胸のよさ。
また、インターハイ準決勝で、雷雨のために中断した時にも、ロッカールームでリフティングの妙技をみんなに披露し、絶賛されていました。藤島監督からも「いや、本当にうまいですよ」とあらためてその妙技に感心させられていました。本人の最大の武器はその超絶技巧だそうです。
準決勝は桐光学園に敗れはしましたが、試合後視察に来ていた、Jクラブのスカウトが「昌平の10番は何者ですか?」と言わせる程のインパクトがあったのは事実です。まだ1年ですから、これからの成長が楽しみな選手の一人でもあります。
最後に
今回「昌平高校サッカー部メンバー2018出身チームや注目選手と10番」では、埼玉県の強豪校に成長した「昌平高校サッカー部」を紹介しました。
とんでもない超技巧派の1年生、ボールを持ったらゴールまでの道筋が見える「ボランチのドリブラー」、インテリジェンスにあふれたディフェンダーと好選手を多数そろえたタレント性抜群のサッカー部です。インターハイは惜しくも、ベスト4でしたが、冬の選手権では、まず埼玉県代表になり、全国大会で、ベスト4以上を目指してほしいと思います。
「第97回全国高校サッカー選手権大会」に出場する高校と注目選手をまとめてみました。⇩
2018年度新人戦埼玉県大会が行われました。⇩
最後まで有難うございます。