第43回 総理大臣杯全日本大学トーナメント・明治大学サッカー部優勝
最初に明治大学サッカー部の経歴を簡単に紹介します。
明治大学体育会サッカー部は、
1921年(大正10年)創部。
1928年に関東大学サッカーリーグに参加。
1953年(昭和28年)に創設された全国大学サッカー選手権大会〔インカレ〕に第1回大会から参加。
1958年(昭和33年)第6回全国大学サッカー選手権大会(インカレ)で初優勝。
1964年(昭和39年)関東大学サッカーリーグで初優勝。
2009年(平成21年)天皇杯全日本サッカー選手権大会では2回戦でJ2湘南ベルマーレ、3回戦でJ1モンテディオ山形に勝利。(大学サッカー部の中で初めてJ1リーグ所属チームに勝利し快挙を成し遂げた。)
2009年(平成21年)全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)決勝で福岡大学を下し、実に51年(1958年)ぶり2回目の優勝。
2010年(平成22年)は創部初のスペイン遠征や数名のスペイン留学を実施。
2010年(平成22年)関東大学サッカーリーグ戦で3年ぶり3回目の優勝。
2016年〔平成28年)総理大臣杯において初優勝。
他にも2004年(平成16年)関東大学サッカー選手権大会優勝、関東大学サッカー新人戦大会優勝(3回)、インディペンデンスリーグ(Iリーグ)優勝(2回)などの戦績を残しています。
大学サッカー3冠タイトルの
1.総理大臣杯全日本大学トーナメント(総理大臣杯)
2.全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)
3.リーグ戦
全て制覇しています。
そんな素晴らしい実績を持った明治大学サッカー部です。
そして今年、第43回 総理大臣杯全日本大学トーナメントでは、関東リーグから出場のタレント軍団「明治大学」と、関西リーグから出場の実力校「大阪体育大学」とが決勝で総理大臣杯をかけて争いました。
拮抗した試合が動いたのは、前半41分で明治大学のFW狩土名禅選手(2年)のポストプレーからのこぼれ球に反応したMF安部柊斗選手(3年)が右足でシュート、大阪体育大学のDF田中駿汰選手(3年)がカバー、跳ね返りを再度、安部選手が左足で押し込み先制点を奪いました。
阿部選手は、準決勝の「大阪学院大学」で小学生以来のヘッディングシュートで得点を決めていて、準決勝、決勝と2試合連続得点は「人生初」の出来事だそうです。
前半を明治大学がリードして折り返しました。
そして、後半32分には、後半26分に交代出場した、FW佐藤凌我選手(2年)がペナルティーエリアに入ってすぐのところから右足で豪快なゴールを決めて大阪体育大学を突き放しました。
佐藤選手は、交代出場する時に栗田大輔監督から「追加点を取って試合を決めてこい」と言われて、グランドに入ったそうで、その通り追加点を取って試合を決めました。
終了のホイッスルが鳴って試合終了。
4年連続して決勝戦に進んだ明治大学が2年ぶり2度目の総理大臣杯優勝を達成しました。
こんな強い明治大学サッカー部のメンバーの出身と、プロも注目する選手を紹介します。
明治大学サッカー部メンバー
※総理大臣杯登録メンバーを紹介します。
GK
1 長沢祐弥(ナガサワ ユウヤ)(2019年アスルクラロ沼津内定)
■1996-07-01
■185cm/82kg
■4年
■特長:シュートストップ、コーチングに優れ
■経歴:藤枝東高
■代表歴:12年:U-16日本代表
21 後藤大輝(ゴトウ ダイキ)(2019年ギラヴァンツ北九州内定)
■1996-06-14
■185cm/79kg
■4年
■経歴:大宮ユース(2014年大宮アルディージャ2種登録選手
(トップチームでの背番号は36))
30 早川友基(ハヤカワ トモキ) ■1999-03-03 ■186cm/76kg ■2年 ■経歴:桐蔭学園高 15年国体少年男子の部優勝
DF
2 岩武克弥(イワタケ カツヤ)☆主将(2019年浦和レッズ内定) ■1996-06-04 ■173cm/70kg ■4年 ■経歴:カティオーラFCJrユース-大分U-18 ■代表歴:16年:全日本大学選抜 13年:U-17日本代表 11年:U-15日本代表候補
3 上夷克典(ウエエビス カツノリ)(2019年京都サンガF.C.内定)
■1996-04-05
■180cm/71kg
■4年
■経歴:鹿児島城西高
5 袴田裕太郎(ハカマタ ユウタロウ)(2019年横浜FC内定)
■1996-06-24
■183cm/75kg
■4年
■経歴:浜松開誠館高
12 中村帆高(ナカムラ ホタカ) ■1997-08-12 ■177cm/72kg ■3年 ■経歴:日大藤沢高
13 辻拓也(ツジ タクヤ) ■1996-05-18 ■184cm/77kg ■4年 ■経歴:徳島市立高
16 伊藤克尚(イトウ カツヒサ) ■1997-02-24 ■170cm/67kg ■4年 ■経歴:広島ユース ■代表歴:14年:U-17日本代表 12年:U-16日本代表
22 佐藤瑶大(サトウ ヨウタ) ■1998-09-10 ■183cm/75kg ■2年 ■経歴:駒澤大高 15.16年度全国高校選手権優秀選手 ■代表歴:17年日本高校選抜
23 常本佳吾(ツネモト ケイゴ) ■1998-10-21 ■173cm/68kg ■2年 ■経歴:横浜FMJrユース-横浜FMユース 2016年横浜F・マリノス2種登録選手 (トップチームでの背番号は42) ■代表歴:15年:U-17日本代表
27 須貝英大(スガイ ヒデヒロ) ■1998-10-27 ■170cm/66kg ■2年 ■経歴:浜松開誠館高
28 蓮川壮大(ハスカワ ソウダイ) ■1998-06-27 ■182cm/75kg ■2年 ■経歴:FC東京U-15深川-都立駒場高 2016年FC東京2種登録選手(トップチームでの背番号は33)
MF
4 橋岡和樹(ハシオカ カズキ) ■1997-01-20 ■175cm/70kg ■4年 ■経歴:浦和ユース
6 安部柊斗(アベ シュウト)※プロも注目 ■1997-12-05 ■169cm/65kg ■3年 ■経歴:FC東京U-18
7 富田光(トミタ ヒカル) ■1997-03-21 ■171cm/61kg ■4年 ■経歴:中京大中京高 ■代表歴:12年U-16日本代表
8 渡辺悠雅(ワタナベ ユウガ)(2019年カマタマーレ讃岐内定)
■1996-05-15
■170cm/70kg
■4年
■経歴:横河武蔵野ユース
10 小野雅史(オノマサシ )(2019年大宮アルディージャ内定) ■1996-08-09 ■172cm/68kg ■4年 ■経歴:大宮ユース ■代表歴:13年:U-17日本代表
14 中村健人(ナカムラ ケント) ■1997-09-01 ■170cm/65kg ■学年:3年 ■経歴:東福岡高 15年度全国高校選手権優勝、同大会優秀選手 14年、15年全国高校総体優勝、同大会優秀選手 13年国体選抜 ■代表歴:16年:日本高校選抜
15 瀬古樹(セコ タツキ) ■1997-12-22 ■175cm/69kg ■3年 ■経歴:三菱養和SCユース ■代表歴:15年:U-18日本代表候補
17 河邉駿太郎(カワベ シュンタロウ) ■1996-05-26 ■164cm/53kg ■4年 ■経歴=大分西高
25 曽根晃太(ソネ コウタ) ■164cm/53kg ■3年 ■経歴=済美高
26 坂本亘基(サカモト コウキ) ■1999-01-19 ■165cm/61kg ■2年 ■経歴:熊本Jrユース-熊本ユース 2016年ロアッソ熊本2種登録選手(トップチームでの背番号は35)
29 力安祥伍(リキヤス ショウゴ) ■1998-08-22 ■171cm/64kg ■2年 ■経歴:広島ユース ■代表歴:13年:U-15日本代表候補
FW
9 村田航一(ムラタ コウイチ)(2019年水戸ホーリーホック内定)
■ポジション:FW
■1996-09-06
■179cm/77kg
■4年
■経歴:日章学園高
12年国体選抜
18 小柏剛(オガシワ ツヨシ) ■1998-07-09 ■167cm/64kg ■2年 ■経歴:大宮ユース 16年日本クラブユース選手権(U-18)大会得点王 ■代表歴:14年:U-16日本代表候補 13年:U-15日本代表 ■経歴:浜松開誠館高
19 中川諒真(ナカガワ リョウマ) ■1997-11-05 ■180cm/70kg ■3年 ■経歴:東福岡高
20 佐藤凌我(サトウ リョウガ) ■1999-02-20 ■177cm/65kg ■2年 ■経歴:東福岡高 15年度全国高校選手権優勝 15年国体少年男子の部優勝
24 狩土名禅(カルドナ ゼン) ※注目選手 ■1998-05-12 ■188cm/79kg ■2年 ■経歴:桐生一高 ■代表歴:16年:U-18日本代表
プロ注目の選手紹介
明治サッカー部主将!
変わった経歴の持ち主で、高校生の時に所属していた、大分U-18時代の2014年に、2種登録され、J2リーグ戦に10試合出場した経歴を持っています。
また、日本代表歴も多く、U-15,U-16,U-17,2017年の全日本大学選抜として第29回ユニバーシアード競技大会優勝に貢献しています。
岩武選手の特徴は、優れた身体能力を持ち相手との1対1の守備に優れ、スピードを生かしてサイドを突破して攻撃に参加するのが魅力です。
卒業後はJ1チームの「浦和レッズ」に入団が内定しています。
プロ入団1年目からの活躍が期待されます。
明治の10番。背番号に託された使命を全うする男。
卒業後、J2チームの「大宮アルディージャ」に入団が内定しています。
現在のポジションは、ボランチ。
将来的には、もっと前目のポジションを狙っていて、トップ下、サイド、FWといろんな攻撃的ポジションやっていきたいと望んでいます。
大学サッカー界屈指のゲームメーカー、タレント軍団の心臓といわれた男。
ポテンシャルの高さは抜群で、チームメイトも認めるところです。
Jリーガー候補がスタメンに多数並ぶ明治大にあって、栗田大輔監督も「明治サッカーの心臓」と一目置くプレーヤーに成長してきた阿部選手です。
これからの成長が楽しみな選手の一人です。
来年は、プロのスカウトが目の離せない選手になっていると思います。
明治のスパーサブ。
188cmの上背で日本人離れした、レフティ―の大型ストライカーです。
2020年に22歳になる東京五輪世代で、桐生一高時代にU-18日本代表に選出された実績を持っています。
大学在籍中にもう一度、日本代表に選ばれることを期待して、日々練習に励んでいます。
狩土名禅「かるどな・ぜん」と読み、アルゼンチン人の父と日本人の母の間に生まれ、父親とは英語、母親とは日本語で会話をするバイリンガルです。
明治大学ではFWのポジション争いが激しく、今でこそ「スーパーサブ」に甘んじていますが、早く抜け出してスタメンを確保することが当面の目標です。
ここで紹介した選手はほんの一握りにすぎない。
皆さんもぜひご自分の目で大学サッカーの試合を観戦されてみてはいかがだろうか。
将来有望な選手を自分の目で発掘出来るかもしれない。
最後に
ここでは「明治大学サッカー部メンバー2018のプロ注目選手や進路と出身も」で、明治大学サッカー部を紹介しましたが、才能豊かな選手が多く、卒業後プロが内定している選手や、将来有望な選手が毎年のように入っては出ていく様な、サッカー部です。
OBで現役の選手も多く活躍しているのは、在校生として誇りに思っていると思います。
明治大学の卒業生で、北川景子さんもいましたね!
これからのますますのご活躍を期待しています。
最後まで有り難うございます。