J1は川崎フロンターレが優勝へカウントダウン!J2は混戦模様。 - こんな時には・・・・

J1は川崎フロンターレが優勝へカウントダウン!J2は混戦模様。

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ガンバのレジェンドがジュビロへ移籍!

J1は20試合を消化して川崎フロンターレが首位を独走して優勝へのカウントダウンが始まったといえるかもしれません。
J2は対照的に上位が頻繁に入れ替わり、まったくどこが昇格するか分からない白熱したゲームが続いています。

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J1の1位2位直接対決は川崎フロンターレに軍配

首位川崎フロンターレに勝点11差で迎えたセレッソ大阪との直接対決で1-3で川崎フロンターレが勝利して、セレッソ大阪との勝点差は14にまで広がりました。
残り14試合で勝ち点差14の差をひっくり返すのは、かなり難しいですが、まだ不可能ではありません。
ボール支配率こそ57%と川崎フロンターレが優位でしたが、セレッソ大阪はボール支配率はいつも高くないので、問題はありません。シュートも両チーム13本放っていて試合展開としてはセレッソ大阪の狙い通りだったはずですが、プランが崩れたきっかけは、後半37分に小林悠選手に変えてレアンドロダミアン選手が投入されてから2分で2点が決まり、試合が決定づけられています。
試合後、得点を記録した奥埜選手は
「自分たちもボールを握りながらプレーはできたけど、全体的に見て、攻撃の人数の掛け方だったり、川崎さんの方が良かったのかなと思います。攻撃に入ったときの人数を掛ける場所がうまいなと。数的優位を作りながらボールを回していて、隙ができた時にスピードを上げて最後の崩しをしてくる。ブロックを作るだけじゃ守れないのかなと思います」とコメントしています。
ロティーナ監督は川崎フロンターレのサブで出てくる選手の質の高さを敗因に挙げて、大島僚太、旗手怜央、レアンドロ・ダミアン、三苫薫をスーパーサブに温存できる選手層の厚さを羨ましがっていました。
セレッソ大阪は高さのあるセンターバックがペナルティーエリア中央に陣取って大外のサイド攻撃は捨ててペナルティーボックス内を守る守備方法でしたが、クロスボールだけではなくスルーパス、ドリブル突破、コンビネーションプレーなど多彩に攻めてくる川崎フロンターレに最後は守備陣が崩壊してしまった印象です。
また、3点目を決めた三苫薫は9得点目。新人J1年間得点記録である2009年の渡邉千真と2014年の武藤嘉紀の13得点の更新が視野に入ってきました。

J2の2位3位直接対決はアビスパ福岡が勝利。

サッカー・J2の2位ギラヴァンツ北九州と3位アビスパ福岡の福岡ダービーは、今シーズンJ2でもっとも注目を集め、J1昇格を争うライバル対決は、ベスト電器スタジアム(福岡市)に詰めかけた約9000人と今季最多動員を記録しました。試合はアビスパ福岡が2―0で勝ち、クラブ新記録の9連勝を達成して2位に浮上しています。
ギラヴァンツ北九州は3位に転落、一時は首位に立ったもののハイプレスが研究されてきたことと蓄積疲労がたまってきたことで、一時期の勢いが失われています。
逆に、アビスパ福岡はボランチの前寛之が怪我から復調してから全体のバランスが向上してチーム完成度が高まっていますね。

ジュビロ磐田がフベロ監督を解任

ジュビロ磐田はフェルナンド・フベロ監督の退任を発表。フベロ監督は昨年8月から磐田を指揮。2019シーズンは最終的にはJ2降格となったものの、短期間で一定の結果を残し、戦術的に立て直した功績を評価されて2020シーズンも続投が決まっていました。ジュビロ磐田は名波監督が現役時代から続いてきた選手に自由を与え、攻撃的なパスワークで主導権を握る黄金期のサッカーを志向しましたが、戦術的な土台がないことが問題となり結果を出せずにいて、中村俊輔を獲得しても成績は向上せず、解任に至っている経緯があります。
フベロ監督は、ジュビロ磐田を戦術的に整備することが期待されましたが、J2でのシーズンは、ここまで7勝9分け7敗で12位。直近のレノファ山口戦でも0-3と敗れ、今シーズン昇格を狙うなら何かを変えなければいけないタイミングでクラブは話し合いのもと、契約解除に合意したとのことです。
後任はクラブの強化本部長を務めていた鈴木政一氏。現役時代にヤマハ発動機でプレーした鈴木氏は2000年から3シーズン磐田で監督を務め、リーグ優勝に導いた経験を持つ超ベテラン監督で、名波浩を中心にしたN-BOXシステムでJ1を席巻した伝説のチームを作った名将です。
磐田は公式声明で「鈴木監督にはこれまでの知識・経験を活かし、フベロ前監督が積み上げてきた攻撃的なサッカーを継続しつつ、組織的な守備の構築などチームに足りない部分を補ってほしいと伝えています」と述べた。また、方針については「チームの立て直しとJ1復帰」としつつ、中長期的には「育てて強いチームづくりのために力を尽くしてもらいたいと思っています」とコメントしています。

遠藤保仁がジュビロ磐田へ期限付き移籍

元日本代表ミッドフィルダー遠藤保仁が、G大阪からJ2磐田へ期限付き移籍すると、両クラブから5日に正式発表されました。期間は2021年1月31日まで。
今季リーグ11試合出場もスタメンはわずか4試合。新記録となるJ1通算632試合出場を果たしたものの出場機会は限られていました。
ジュビロ磐田は、名波浩を中心とした攻撃的サッカーを指揮し黄金期を作り上げた鈴木監督を現場に復帰させて、遠藤保仁を名波浩役にして黄金期のサッカーを再現したいのかもしれませんが、さすがに20年前のサッカーで結果を出すのは難しいでしょうし遠藤保仁も40歳です。
フベロ監督の戦術的指導に期待していたファンは振出しに戻ったと感じるでしょうし、見慣れないフベロ監督のサッカーに嫌気がさしていたファンは元に戻ってうれしいでしょう。
しかし、長期的な強化プランを感じないので、今シーズンJ1昇格を逃してしまうと優秀な若手選手がJ1クラブから引き抜かれていくリスクがあります。
現在ジュビロ磐田は12位で昇格は厳しくなったので、今後どの選手を中心にしてどんなサッカーを目指すのかを決めていかないと、どんどん選手が流出する可能性もあります。
ジュビロ磐田で主力に成長した上原力也や伊藤洋輝、小川航基などは引き抜かれる恐れがあり、J2の沼にはまってしまう可能性もあるでしょう。

岡崎慎司、長友佑都が代表に参加せず

オランダ遠征に参加するはずだった長友佑都、岡崎慎司がそれぞれ怪我と体調不良で不参加となりました。
追加招集があるとするとシントトロイデン所属の松原后と鈴木優麿ですが、鈴木優麿は「イライラするところが好きじゃないとか何様だよ」と森保監督とみられる相手にTwitterで暴言を吐いていて、森保監督は一度招集して関係を修復して欲しいですね。大迫勇也の代役となることができるポストプレーヤーは鈴木優麿くらいなのでこれが原因で干されるのは勿体なさすぎます。

さいごに

今シーズンはリーグ戦は残り3分の1となりルヴァンカップとアジアチャンピョンズリーグの日程が挟まるために、J1のクラブは日程に余裕が出てきます。
対照的にJ2は終盤戦でも週2試合ペースが続きます。
気になるのは、J1の下位チームは降格がないために、若手育成のためにどんどん若い選手を2種登録も含めて起用して来季へ向け主力選手を休ませているのに対して、J2昇格争いの渦中にあるクラブは過密日程で1試合も落とせない終盤戦を12月2週まで続けることになります。
例えば北海道コンサドーレ札幌は、2種登録の明治大学小柏剛、法政大学の中野小次郎を先発起用していますが、他の選手はトレーニングにあまり参加していない選手が簡単に先発を奪うことは不公平感が残るでしょうが、レギュラーの選手はその分休息が取れます。
来年は2月2週に開幕なので、オフは1か月程度しかとれません。J1下位チームは真剣勝負が持つ熱やレギュラー争いの厳しさが失われているものの、若手を起用して選手を休ませているのに対して、J2からの昇格組はヘトヘトですが熱を維持した状態で開幕を迎えることになります。
どちらが良いのか分かりませんが、各クラブのフィジカルトレーナーと監督のモチベーターとしての能力が問われそうです。

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