2020年Jリーグのシーズン終了!来シーズンの動向と辞任と就任 - こんな時には・・・・

2020年Jリーグのシーズン終了!来シーズンの動向と辞任と就任

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天皇杯と延期されていたルヴァンカップが終了して、各チーム来シーズンへ向けた陣容が固まってきている中で政府は緊急事態宣言を発令して新型コロナウイルス渦は過去最大の感染者数を記録しています。
外国人選手の補強やキャンプ地の選定にも苦労しそうですが、2月26日の開幕までにスタジアム収容が満員に緩和される状況ではなさそうです。最悪5000人以下で良くて収容人数の50%以下でしょう。
来シーズンも新型コロナウイルスとの戦いは続きそうですね。

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天皇杯は川崎フロンターレが優勝

元日に行われた天皇杯決勝は川崎フロンターレガンバ大阪の1位、2位対決が実現。

天皇杯決勝でも序盤からガンバ大阪を自陣に閉じ込め、圧倒的なポゼッションを見せつけたが、直近のリーグ戦では0-5と大敗し目の前で川崎に優勝を決められたガンバ大阪は、5バックで極端な守備戦術を貫き、ゴール前にバスを置く弱者の兵法で1位、2位対決とは思えない試合展開となります。

それでも川崎フロンターレは後半三笘薫選手のゴールで先制。

終盤はパワープレーを仕掛けるガンバ大阪の猛攻にあい、この試合で現役引退となる中村憲剛選手を出す余裕を失うほど冷や汗をかく展開で優勝をもぎとっています。

川崎フロンターレにとっては、来シーズンはアジアチャンピオンズリーグでガンバ大阪のような戦い方で挑むチームは多そうですし、降格枠が4になるシーズンでは川崎フロンターレに真っ向勝負を挑まずに勝ち点1を狙うチームも増えるでしょうから、来シーズンへ課題を残した勝ち方だったといえるでしょう。

ガンバ大阪にとっても全員でゴール前を守ってしまえば最少失点で抑えられてワンチャンスを決めればチャンスがあるという戦い方はリーグ2位チームとして情けないもので、川崎フロンターレと真っ向勝負できるチームを来期までに作る必要があるといえるでしょう。

飲酒運転問題で起用できなかったアデミウソンの不在が痛かったですね。

ルヴァンカップ決勝はFC東京が勝利

FC東京は森重真人をアンカーに据える4-3-3で柏レイソルに対してオルンガに二人つけて後はマンマーク。

センターフォワードの永井謙佑がセンターバックを2枚見る形でハメに行くと、ネルシーニョ監督もその対決に乗り、マークがはっきりした状態での拮抗した試合となりました。

試合は前半レアンドロが個人技でドリブル突破から先制点を決めるも、前半終盤にコーナーキックから瀬川が詰めて柏レイソルが追いつく一進一退の攻防が続きますが、後半投入されたアダイウトンが決勝点を決めてFC東京が勝利。

FC東京はアダイウトンを後半に切り札として用意していた選手層の厚さで上回り、渡辺剛がオルンガを森重真人が江坂任をそれぞれシャットアウトしたことも大きかったですね。

柏レイソルは何より、オルンガの調子がいまいちで来日してすぐの試合だったことと移籍交渉が行なわれていて移籍が決定的だったのかモチベーションもいまいちでした。

後日カタールへの移籍が発表され移籍金は9億円と見られています。

柏レイソルはオルンガの穴を埋める選手を見つけるのは至難の業でしょう。

Jリーグ2021年シーズンも交代枠5人を維持の方向

Jリーグが来季も試合中の交代枠を5人とすることで最終調整していることが分かっています。複数のJクラブ関係者によると、すでに各クラブにアンケートを実施。

ほとんどのクラブが「5」の継続を希望しており、従来の交代枠「3」に戻す意見はごく一部だったとのことです。

新型コロナウイルスの影響で過密日程となった今季は、国際サッカー評議会(IFAB)が決めた「5人交代枠」の特例措置を導入。

選手の疲労軽減や故障リスクを減らしただけでなくJ1総得点は797だった19年シーズンに対し866に伸びるなど、終盤戦の戦い方で違いを生み、攻撃の切り札を控えにも用意できている川崎フロンターレのような選手層が厚いチームが結果を出しています。

過密日程で試合のクオリティーを落とさないメリットもあったことと、多くの若手選手が起用され、日本サッカー界全体の底上げにもつながっています。

一方で、新型コロナウイルス渦で経営難の中で試合出場給の支出が増えることが懸念されていますが、各チームその点も踏まえた賃金体系にしたのかもしれませんね。

来月2月26日に開幕予定のJ1リーグは過去最多の20クラブで争われ、夏には東京五輪や国際Aマッチウイークも行われる見通し。

今季同様の過密日程となることは避けられず、収束の見えない新型コロナの影響に懸念も残る中で迎えるシーズンになるので、試合日程の柔軟な変更を可能にするためにも、過密日程に対応しやすい5人交代枠の維持は妥当だと思いますし、単純に交代枠が多い方が面白いと思います。

プレミアリーグ以外は5人交代制は継続方針なので、今後5人交代が公式のルールとして定着するかもしれません。

ベガルタ仙台手倉森監督が就任。

ベガルタ仙台は経営危機が叫ばれましたが、これまで市民クラブとして運営してきた方針からアイリスオーヤマが中心となって運営していく方向が決まり、資金面で余裕が出てなんとか来季へ向けた体制作りは建て直しています。

センターバックのシマオマテ、ゴールキーパーのヤコブスィヴグクと守備の要となった二人の外国人選手が一転して残留。

監督は、2011年に2位に導き一時代を築いた東北出身の手倉森監督が就任しました。

手倉森監督は昨シーズンⅤ・ファーレン長崎を率いて3位で惜しくもJ1昇格を逃し、長崎から解任されていましたので、両者にとって絶妙のタイミングで契約が成立しています。

守備の要となる選手が残留して、ベガルタ仙台を託し、サポーターも納得する監督が就任したことで一体感を取り戻せると良いですね。今シーズンは残留が目標になるでしょうが、土台は整いました。

手倉森監督はV・ファーレン長崎でも圧倒的な戦力でしたが、チームとしての完成度は低くモチベーターとしての能力はあっても戦術的な指導力には疑問符が残りますからコーチ陣で戦術的な整備を補完する必要があるでしょう。

セレッソ大阪がベトナム代表ゴールキーパー獲得へ

セレッソ大阪が今季の新戦力として、タイ1部ムアントンに所属するベトナム代表GKダン・バン・ラム(27)の獲得に乗り出していることが6日、分かりました。

同国代表の正守護神を務め、2019年アジア杯では日本代表を相手に好セーブを連発。

移籍が実現すればベトナム出身では4人目のJリーガーとなります。

タイ代表のゴールキーパーであるカウィンが北海道コンサドーレ札幌でレギュラーポジションを掴めずに退団していますが、言葉の問題もありビルドアップ能力に問題があって正ゴールキーパーの座を掴むことはありませんでした。

ダン・バン・ラム選手もセレッソ大阪にはJリーグ屈指のゴールキーパーである韓国代表キムジンヒョン(33歳)が正守護神として君臨しているのでポジションを奪うのは難しいでしょう。

Jリーグは北海道コンサドーレ札幌のチャナティップ、横浜Fマリノスのティーラトンなどの活躍があってタイで人気があり、放映権料は5年前の5倍に上がっていますが、ベトナムでの露出はあまり多くはありませんでした。

今回のオファーはセレッソ大阪のスポンサー関連でベトナムとのコネクションを強めたい企業(おそらくヤンマー)の意向が働いている気がしますが、新型コロナウイルス渦でも未来へ向けて投資していく良いチャレンジですね。応援したい動きです。

さいごに

来月には新型コロナウイルスのワクチン接種が始まる予定ですが、ワクチンを打てる人数は限られているので、春になって温かくなることと医療従事者やハイリスク群の人がワクチン接種することで全体のリスクは下がっていくとは思いますが、Jリーグが満員で大きな声が飛び交う日は今年も来るのは難しいかもしれません。

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