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Jリーグの6月再開への取り組みと、サガン鳥栖の経営とチーム状況は?

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新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により世界のサッカー主要リーグは中断を余儀なくされましたが、韓国のKリーグが再開。
ブンデスリーガも再開間近とサッカーがある日常が少しずつ戻ってきています。

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日本はプロ野球が最短で6月19日の開幕に向けて準備を本格化させていくとの方針を示しており、政府の緊急事態宣言の解除次第で無観客試合で開幕させると発表しました。
Jリーグに関しては、まだ再開について具体的な日程を明言していませんが、プロ野球が開催できるのであれば、Jリーグの開幕も近いですね。

Jリーグは6月中の無観客試合での再開が最短だと考えられます。
そこで今回は、Jリーグの再開へ向けた取り組みと経営破たんの危機を報じられているサガン鳥栖の経営状態と今シーズンのチーム状況についてまとめてみました。

Jリーグの再開へ向けた取り組み

Jリーグはブンデスリーガの感染予防策を参考にしておりスタジアムの座席をグラウンド周辺のゾーン1、スタンドのゾーン2、スタジアム外部のゾーン3に分け、各ゾーンに入れる人数を時間帯で設定。
感染状況に応じて人数を設定する予定で、無観客でも報道陣やスタッフなどを散らばせて感染対策にするとのことです。
ほかにもベンチでは選手、スタッフがマスクをつけるなど40ページにも及ぶ感染予防策をすでに策定してるとのこと。
また、選手、スタッフに感染者がいないかどうかを把握するため15分で検査できる抗原検査で1グループ10人の検体をミックスして陽性が出た場合、その10人を検査する方法を検討しているとのことです。
より精度の高いPCR検査は医療体制のひっ迫につながるとして、行わない方針ですが、体制が整ったら行っていくとのことです。
開幕当初は無観客を想定しているのか選手に対しての感染防止策について明らかになっていますが観客に対しての感染予防策は発表されていません。
無観客試合で再会できても、いつまでも観客を入れないままま続けることは難しいです。
北海道コンサドーレ札幌の野々村社長はホーム試合の収入は8億円で経費が4億円。無観客だと12億円がマイナスになると発言していて、無観客試合だと各クラブにとっては試合をするたびに赤字が増えていくことになります。
批判をおそれずに観客を入れて試合をするタイミングや感染状況の基準について今から検討を進めていくべきでしょう。

サガン鳥栖の経営危機とチーム状況

サガン鳥栖は定時株主総会を開催し、2019年2月から2020年1月の経営情報を開示。
当期純損益は2018年の5億8178万円に続いて約20億円の赤字を計上。赤字は2期連続。
2018年から広告収入が約14億8500万円激減しています。
債務超過寸前で2020年シーズンは新型コロナウイルスの影響で多くのクラブが赤字になると予想されることからサガン鳥栖は2020年で債務超過に陥ることは確実です。
クラブライセンス制度は新型コロナウイルスの影響を考慮して適応しないのでサガン鳥栖が今シーズンでJ3まで降格することはありませんが、来シーズンは経費の大幅な縮小を求められるでしょう。
サガン鳥栖はホームタウン人口が少なく、親会社も大きくない市民クラブですから、J1にいること自体が凄いことなんですが、J1優勝がいつの間にか目標になりフェルナンド・トーレス選手を獲得するなど身の丈に合わない強化方針で赤字が大きくなってしまいました。
ここ数シーズンで作った赤字は長くチームの足を引っ張ることになるでしょう。
さらに新型コロナウイルスの影響が続けばチームの消滅も現実味を帯びてきます。
しばらくはサガン鳥栖はチームが消滅しないことを目標とすべきでしょう。
長期的な目標としてはJ1に居続けることと、J1に居続けることの価値を地元のサポーター以外の住民に理解してもらうことが重要かなという気がします。
今シーズンのサガン鳥栖は、チーム人件費を9億円削減してエースの金崎夢生選手をシーズン途中に名古屋グランパスに放出するなど若手育成路線に転換しています。
高卒1年目の松岡大起選手、本田風智選手は開幕スタメンを飾っています。
育成年代のメソッドでアトレティコマドリードと提携してサガン鳥栖ユース黄金期を作った金監督がトップチームの指揮を執ります。
システムは4-3-3でハイプレス戦術を仕掛けます。
京都サンガから移籍した小屋松知哉選手が左ウイングで躍動しており、難しい中盤の3枚でピッチの横幅を守るスライドもユース出身の松岡大起選手、本田風智選手が高い戦術理解度で難なくこなしています。
チームが目指す姿はリバプールFCに近くシステムは4-3-3でスピードと運動量で高い位置からボールを奪い、ショートカウンターで仕留めます。
問題となりそうなのは、センターフォワードが豊田陽平選手、チョドンゴン選手と30代の大型フォワードで機動性に優れたタイプではなく、スピーディーなサッカーには適していないところ。
得点力という部分では、チアゴアウベス選手は高い能力を持っていますが、左ウイングでもセンターフォワードでも戦術にフィットしていません。
チアゴアウベス選手の特性を考えると2トップが向いているので、シーズン途中に2トップへの変更もあり得るでしょう。
また、センターバックもエドゥアルド選手、宮選手のふたりを獲得しましたが、スピードに優れた選手が不在でハイプレスを戦術にするには、フォワードとセンターバックに駒が揃っていないといえます。
2017年までフィッカデンティ体制では低い守備ブロックで守っていたチームなのでハイラインはまだ危なっかしいところがありますね。
アトレティコ・マドリードとの提携で戦術レベルの高いサッカーをしても勝つためには、選手の個人能力は不可欠です。
サガン鳥栖は駅前にサッカー専用スタジアムがあるという利点とユース年代の育成がうまくいっているので、若手を育てながら地道に借金を返済していけば、J2に降格せずにJ1でねばり続ける力は十分あります。
今シーズンはJ2への降格は無くなりましたが、来シーズンは4チームが降格する予定で、来シーズンがサガン鳥栖にとっては正念場となります。
来シーズンに降格することがないようにしなければならないですが、資金を注ぐことはできないという厳しい状況なので若手の成長に期待するしかなさそうです。

最後に

今回は世界中でサッカーのリーグが中止している中で新型コロナウイルス対策を模索するJリーグの再開へ向けた取り組みとサガン鳥栖の経営状態、チーム状況についてまとめてみました。
サガン鳥栖はJリーグから融資を受けながらチームとしては存続していくことが濃厚ですが、その場合はチーム人件費に制約がかかるかJ3に降格することになります。
かつて大分トリニータがJリーグから巨額融資を受けた際もJ3に降格しましたが現在はJ1に戻っていきています。
サガン鳥栖は地力のあるチームですから、潰れずにチームとして残っていくことは可能だと思います。
あとは、新型コロナウイルスの影響による中断期間が6月までで終わることを祈るのみです。
韓国Kリーグは再開してすぐにソウルで集団感染が起きて、感染拡大が進むと再中断もあり得る状態となっているので、日本も感染者が減少しているとはいえ気が抜けない日々がしばらく続きそうです。