2021年天皇杯は浦和レッズ優勝で幕を閉じる。今オフの噂と誠の話 - こんな時には・・・・

2021年天皇杯は浦和レッズ優勝で幕を閉じる。今オフの噂と誠の話

Sponsored Links

今週のサッカー・・・

天皇杯浦和レッズが大分トリニータを下して優勝
J1鳥栖の金明輝監督が今季限りで退任する
横浜Fマリノスのティーラトンが退団へ
鹿島アントラーズはコーチングスタッフを刷新
ジュビロ磐田のルキアンが福岡に移籍
ヴィッセル神戸が扇原貴宏を獲得
大岩剛氏のパリ五輪監督就任が正式決定!!
日本外国人入国規制が1月以降も継続
Jリーグ来季日程が発表

Sponsored Links

天皇杯浦和レッズが大分トリニータを下して優勝

日本サッカー協会は12月19日、同日の天皇杯決勝で浦和レッズが勝利し、優勝を飾ったことにより、来年のアジア・チャンピオンズリーグに本選のグループリーグから出場する権利を獲得したことを発表するとともに、グループリーグから出場する3チームと、プレーオフからの出場チームが決まったことを発表した。
グループリーグから出場するのは浦和のほか、J1リーグ優勝の川崎フロンターレに、同2位の横浜F・マリノス。
同3位のヴィッセル神戸はプレーオフからの出場となります。
試合は開始早々に先制した浦和レッズに対して後半の大分トリニータはシステムを浦和レッズと同じに変更したことで、大分は守備でマッチアップさせてマークをはっきりさせる攻撃的な守備を行います。
ボール保持の際にはボランチの下田北斗が最終ラインに下がって浦和レッズの2トップに3枚でビルドアップをして、浦和レッズの2トップとダブルボランチの四角形の間に小林がポジションをとることでプレスがハマらなくなります。
後半大分ペースで進んで、攻勢を強めてパワープレーからペレイラがヘディングで同点に追いつきましたが、終了間際に槙野智章が決勝点を決めました。
負けはしたものの、大分トリニータのセンターバック・エンリケとペレイラはオフシーズン声をかけるクラブは多そうですね。
片野坂監督はガンバ大阪の監督就任が濃厚となっていますが、手ごわいチームを作ってきそうです。
また、アジアチャンピオンズリーグ出場権がJ1の浦和レッズに決まったことは両クラブにとって良かったといえるでしょう。大分トリニータはまずJ1復帰が目標でアジアチャンピオンズリーグを戦うと日程的に大変です。
浦和レッズは、興梠慎三、山中亮輔、金子穀を放出、松崎快、馬渡和彰、知念哲也、犬飼智也、松尾佑介を獲得。
浦和の改革はまだ続きそうで、アジアチャンピオンズリーグも楽しみですね。
ユンカーが1年稼働するならアジアチャンピオンズリーグとJ1のダブル優勝も狙えると個人的には思っています。

J1鳥栖の金明輝監督が今季限りで退任する

金監督は選手らへの継続的なパワハラ行為があったとする告発文がJリーグに届いた問題で、リーグが独自調査に着手。
調査結果の通達は来月以降になる見通しで、自身の去就が来季のチーム編成に大きな影響を与えることを危惧した金監督が退任を決意したとのことです。
今季のはじめ、主力の多くが移籍し予算規模も小さい鳥栖は、多くの関係者から降格候補にあげられた。
それでも開幕3連勝で弾みをつけると上位をキープ。
鋭い攻守の切り替えで主導権を握り勝利を重ねた。
新監督は外部からの招聘に動いているとのことですが、主力クラスの選手は移籍の噂が絶えないので、来期は降格候補の一つとなるでしょう。
後任候補にはJ2山形の川井健太コーチ(40)が挙がっています。

横浜Fマリノスのティーラトンが退団

J1横浜Fマリノスのタイ代表DFティーラトンがタイ・プレミアリーグのブリラムに完全移籍。
ティーラトンは来季も横浜Mとの契約を残すため、違約金が発生する。
設定金額は推定1億円前後とみられ、ブリラムも支払いに応じるという。
左利きで“悪魔の左足”の異名を持つティーラトンは、2018年にムアントン(タイ)から期限付き移籍で神戸に加入。
19年には横浜Mに期限付き移籍し、左SBの主軸として25試合に出場して3得点を挙げるなど、15年ぶりのリーグ優勝に貢献した。
20年から完全移籍に移行し、今季は27試合に出場するなど来日4年間でJ1通算106試合に出場しました。
横浜Fマリノスの戦術的に左利きの左サイドバックの獲得は必須となります。
鹿島アントラーズDF永戸勝也の横浜Fマリノス移籍が正式決定したので穴埋めが期待されます。

鹿島アントラーズはコーチングスタッフを刷新

鹿島アントラーズはOBで元日本代表の岩政大樹氏が、来季から鹿島コーチに就任することを発表した。
岩政氏は東京学芸大を経て04年に鹿島に加入。
1年目からセンターバックとして頭角を現し、10年のワールドカップ南アフリカ大会の日本代表にも選出された。
引退後は上武大サッカー部監督を務めていた。
来季の鹿島は、スイス人のバイラー監督の就任が決まっており、クラブ史上初の欧州出身者が指揮を執る。
鹿島のOBである岩政氏がコーチとして戻ることで、常勝鹿島のDNAが後輩へ伝わることになる。
また、コーチングスタッフに大宮アルディージャなどでプレーしたセルビア人のドラガン・ムルジャ氏もコーチを務める。
フィジカルコーチに、ドイツ人のマヌエル・クレクラー氏が就任します。
鹿島アントラーズはクラブ史上初のヨーロッパからの監督招集ですが、伝統の鹿島らしさを失うのではという危惧がありました。
岩政大樹氏は解説者としても人気があり海外サッカーにも精通しているため伝統の鹿島らしさと、欧州メソッドの間でバランスをとる役割となるでしょう。
将来的には監督として育てていきたい鹿島側の思惑も見えます。
来シーズンの鹿島アントラーズは序盤結果が出なくても改革の最中なので、内容も見ていく必要があると思います。

ジュビロ磐田のルキアンが福岡に移籍

アビスパ福岡は、FWルキアンがアビスパ福岡に完全移籍をすることを発表。
ルキアンは2018シーズンに磐田に加入。
今季は41試合22ゴールと、得点王に輝く活躍で、J1昇格とJ2優勝に大きく貢献した。
クラブ公式サイトを通じ、ルキアンは「今の気持ちを言葉に表すのは難しいです。
自分が大好きになったクラブ、ジュビロ磐田を離れることは想像できませんでした」と別れを語りました。
ルキアンは得点源だけではなく守備もブラジル人らしからず精力的。
前線でボールを収めたり裏のスペースに走ることができるので、陣地回復の手段としてチーム戦術の肝となっていましたから、ジュビロ磐田としてはなかなか代わりを見つけることは難しそうですね。
ただし、監督が代わっているので、新監督のやり方に適したフォワードを獲得できるといいですね。
ジュビロ磐田は資金力的にあまり豊富ではないんだなというニュースだと思います。

ヴィッセル神戸が扇原貴宏を獲得

ヴィッセル神戸は17日、横浜Fマリノスの元日本代表MF扇原貴宏を完全移籍で獲得したことを正式発表。
12年ロンドン五輪代表のボランチで、日本代表経験もある。
神戸では1学年差のMF山口蛍とセレッソ大阪時代の15年以来、7年ぶりに中盤でコンビを組むことになる。
推定年俸1億円で、複数年契約とのことです。
扇原はセレッソ大阪の下部組織出身で、16年6月に名古屋グランパスへ、17年から5年間在籍した横浜では主力を担って19年の優勝に貢献。
今季も32試合に出場し、3列目で超攻撃的なサッカーを支えた。
J1通算248試合11得点と経験も豊富です。
ヴィッセル神戸はアジアチャンピオンズリーグへ向けて選手層を厚くする狙いもあるでしょうけど、これだけの選手を獲得するなら既存の選手が抜けるのかもしれませんね。
サンペールに欧州再挑戦の可能性があるのかもしれません。

大岩剛氏のパリ五輪監督就任が正式決定!!

18年に鹿島でACL制覇の実績を考慮して日本サッカー協会(JFA)はパリ五輪を目指すU-21日本代表監督に元鹿島アントラーズ監督の大岩剛氏が就任することに決まったと発表。
大岩氏はジュビロ磐田、鹿島アントラーズなどでプレーした元DF。
日本代表としても3試合に出場した実績を持つ。
監督としては2017年途中から鹿島の指揮官に就任。
18年にはクラブ史上初のAFCチャンピオンズリーグ制覇に導いています。
JFAの反町康治技術委員長は同日のメディアブリーフィングで、ACL制覇をはじめとした鹿島時代の実績に触れた上で

「五輪代表はアジア予選を出場権を賭けて戦うことになる。アジアの戦いを熟知しているのは判断の要素になっている」

と説明。

「指導者養成事業にも携わっているので、ここでお会いしていたし、彼の人となりもよくわかっている。厳格で立ち振る舞いも凛としているし、意志の強さを感じる。まさに監督だなと感じる。暫定でいろんなアンダー世代も任せたが、U-18でも指導の評価が非常に高いというのもあった。責任がある仕事だが、適任だなと思って推挙した」

と選考理由を語りました。
大岩剛監督はアジアでの実績もありますし、人心掌握術にも優れていると思いますが、戦術的に欧州のトレンドについていけているのかは心配ですね。
中東を中心にヨーロッパの戦術トレンドを取り入れることに成功している国も増えていて、森保監督は苦労していることを考慮して、日本サッカー協会が長期戦略を練っているのかどうかは不透明なところがあります。
U19日本代表に冨樫剛一氏、U16日本代表に森山佳郎氏が就任したとリリースしました。

日本外国人入国規制が1月以降も継続

日本政府は今年末まで施行予定だった外国人に対する新規入国規制を来年1月以降も継続する方針だと日本経済新聞が報じました。
日本政府は、オミクロン株の流入を遮断するために1カ月間、外国人の新規入国を原則的に受け入れず、日本人と長期在留ビザ所持者の再入国に対しては該当国家および地域の感染状況などを勘案して最大10日間施設に隔離する措置を施行していて、これを1月以降も継続する。
Jリーグはカタールワールドカップイヤーの変則日程で例年より1週間早い2月22日に開幕します。
例年1月2週からキャンプですから、来シーズンは正月明けですぐにキャンプに入ることになりますが、新規外国人の入国をどうするかはまだ決まっていません。
プロスポーツ選手に特例を認める可能性はありますが、新規外国人選手を獲得するのはリスキーといえるでしょう。
今年も国内移籍が増えるのではないでしょうか。

Jリーグ来季日程が発表

Jリーグは次なる2022シーズンの大会方式を発表。
J1は2月19日(土)から11月5日(土)にかけて全34節が開催され、昨年の20クラブではなく一昨年と同様の18クラブが優勝を争う。
また、下位2クラブがJ2降格となり、16位のクラブはJ1参入プレーオフを制したJ2クラブと対戦して残留の可否を決める。
J2は2月19日(土)から10月23日(日)にかけて全42節が予定。
上位2クラブが自動昇格し、下位は2クラブが降格する。
また、3位から6位のクラブはJ1参入プレーオフに進み、優勝するとJ1・16位のクラブと昇格をかけた対戦に臨むことができる。
ワールドカップイヤーであることを考慮して昨季から1週早く開幕して1か月早く最終節となりますが、五輪の中断期間がないことと、今シーズンは20チームから18チームに戻ることを踏まえると昨シーズンよりは日程の余裕はあるといえるでしょう。
天皇杯、ルヴァンカップ、アジアチャンピオンズリーグを勝ち上がっていくと日程がかなりきつくなりますから、上位陣は難しいシーズンとなりそうですし、カップ戦ではジャイアントキリングが増えそうです。

Sponsored Links