2020年シーズンJ1リーグ優勝予想!上位5チームを紹介 - こんな時には・・・・

2020年シーズンJ1リーグ優勝予想!上位5チームを紹介

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今シーズンのオフシーズンの動きや昨シーズンの結果、内容から総合的に見て上位に来るであろうチームを紹介していきます。

先日亡くなった元プロ野球監督の野村克也さんはデータという言葉が
日本になかった時に、根拠があば博打ではなく予想になるという考え
が哲学だったそうです。

よく見るサッカー解説者Jリーグ順位予想には、18チーム分の根拠があるようには見えないので、上位に絞って、今シーズン優勝が期待できる根拠をまとめてみました。

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優勝予想その1

横浜Fマリノス

昨シーズン優勝した横浜Fマリノスは2018年にポステコグルー監督が就任して戦術の浸透に時間がかかったもののマンチェスターシティと提携して世界のトレンドとなっている戦術が昨シーズン終盤戦に結果に結びつきました。

今シーズンは、その戦術がさらに浸透するでしょう。

しかし、マイナス要素なのが、マテウス選手の放出です。

アジアチャンピョンズリーグの外国人枠の関係もあって残留は難しかったのでしょうが、マリノスは右ウイングの仲川選手が右利き、左ウイングのマテウス選手が左利きと利き足のサイドに置くことで、縦への突破力と同時に、サイドバックが後方待機できるためカウンターリスクが軽減できていました。

このマテウス選手がやっていた左利きの左ウイングの役割を果たせる選手はいないので、左サイドバックのティーラトン選手が高い位置で攻撃に関与する形が増えています。

そのため、右にチアゴマルチンス選手、左に畠中進之介選手のセンターバックコンビの対人守備力の弱い方である畠中選手横のスペースが空いてしまいます。

ここをカウンターアタックで狙わてしまうのは、マイナス要素ですね。

また、昨シーズンの優勝によって他のチームはマリノスの戦術を研究されるでしょうし、東京オリンピックに加えて新型コロナウイルスの影響でアジアチャンピョンズリーグの日程が狂ってしまい、ただでさえ過密日程なのに、スケジュールが不透明という状態で不安要素も少なくありません。

補強もオナイウ阿道選手前貴之選手水沼宏太選手を獲得しましたが、底上げにはなりますが、レギュラー陣は変化はなさそうです。

横浜Fマリノスはプラス要素もマイナス要素もあまりないもののアジアチャンピョンズリーグとの両立と他のチームの対策という不安要素が大きいといえます。

優勝予想その2

FC東京

昨シーズン2位となったFC東京4-3-3システムでハイプレスに着手しています。

4-4-2の堅守速攻型と4-3-3のハイプレス型を使い分けていきそうです。

大卒1年目左利きのドリブラー紺野和也選手、明治大学から加入した安部柊斗選手の評価が高く1年目から即戦力となります。

また、ジュビロ磐田からアダイウトン選手もすでにチームにフィットしています。

新システムに挑戦できることも、ベースとして4-4-2があるからで、戻るところがある分心配ないかと思いますね。

アジアチャンピョンズリーグ、東京オリンピックによって日程が詰まることでハードワークで勝負してきたFC東京が割を食う可能性がありますが、昨シーズン同様に上位に食い込んでくるでしょう。

優勝予想その3

鹿島アントラーズ

昨シーズン3位の鹿島アントラーズは、ザーゴ監督が就任してこれまでのスタイルを一新したポゼッション型のサッカーになっていますが、天皇杯決勝からアジアチャンピョンズリーグプレーオフまで時間が無さすぎて戦術の浸透はまだまだというところ。

また、これまでの鹿島アントラーズの強みであった守備意識がおろそかになっているのは、心配ですね。

変化には痛みは伴いますが、個人的にポゼッションスタイル鹿島アントラーズには合わないと思っているので、今シーズンは期待薄です。

なぜ鹿島アントラーズにポゼッションスタイルが合わないかというと、鹿島の強みはチーム戦術よりまずは個人が役割を果たし、個人の責任を明確にすること。

これによって、どんな戦術にも戦術がないから対応できるのが鹿島の強みだと思います。

ポゼッションスタイルはチーム戦術がベースにあるので、責任の所在が選手から監督に移ってしまいます。

「いわれたことをやる」姿勢がチーム戦術の浸透には欠かせないですが、「いわれなくても自分で考える」という鹿島アントラーズの哲学が失われていく気がします。

優勝予想その4

川崎フロンターレ

今シーズンは5レーン理論と呼ばれるマンチェスターシティが行っている戦術を導入しています。

ウイングとサイドバックがそれぞ内と外に位置して被らないようにポジショニングすることでパスコースが確保できてカウンターアタックも受けにくいというやり方です。

横浜Fマリノスはこの戦術の導入に2年ほどかかったのに対して川崎フロンターレはたった2か月でほぼ完成では?といえる水準の攻撃に達しています。

おそらくキーマンは中村憲剛選手

膝の怪我で前半戦は絶望ですが、ピッチの外にいることで、海外サッカーフリークの中村憲剛選手が、監督と選手の間に入って戦術を浸透させたのでは?と感じます。

カウンターアタックに対してどれだけ準備ができているのかまだ不明なところもありますが、日本的パスサッカーの象徴のようなスタイルだった川崎フロンターレマンチェスターシティ戦術をスタッフも変えずに出来ていることには驚きがありました。

これには、昨シーズン横浜Fマリノスに敗れた悔しさが大きかったのでしょう。

マンチェスターシティと業務提携して戦術を共有する横浜Fマリノスと海外サッカーフリーク中村憲剛擁する技術水準がもっとも高い川崎フロンターレが同じようなサッカーを目指していて、どちらが上なのかは興味深いですね。

両者の違いは、ゴール前の崩し方までオートマチックにパターン化しているマリノス選手の即興性を意図的に残している川崎フロンターレの違いですね。

考えないことによるスピード考えて生まれるイマジネーションの戦いともいえるかもしれません。

優勝予想その5

ヴィッセル神戸

昨シーズンの天皇杯王者で、ベテラン選手達のマネジメントと相手の戦術を見て対抗戦術を取る引きだしの多さを持つフィンク監督の手腕は素晴らしく、もっとも総合的にレベルが高いサッカーを展開しているのがヴィッセル神戸といえるでしょう。

問題は、中心選手がベテラン選手ばかりでアジアチャンピョンズリーグと並行して戦うなかでコンディション維持できるかです。

週2試合サッカーの試合があることの難しさを考慮して監督交代が出来るオーナーではないので、オーナーのご乱心でフィンク監督が解任となると、また振出しに戻ってしまう危険もあって、最大の不安要素は三木谷オーナー暴走です。

夏には、チェルシーのペドロ選手、マンチェスターシティのダビド・シルバ選手の加入が噂されていますが、ダビド・シルバ選手イニエスタ選手の負担を軽減できる選手だと思うので、夏の移籍市場での動きが、リーグ戦の終盤で大きな影響があると思います。

この選手達とこの監督でやれば、普通に優勝争いをすると思いますから、三木谷オーナーには余計なこと(監督交代)をしないでいただきたいですね。

優勝予想は

ヴィッセル神戸

昨シーズン、途中から就任したフィンク監督戦術が浸透し、天皇杯を勝ったのは、圧倒的に昨シーズンの終盤は強かったからです。

今シーズンは、昨季からさらに選手層が厚くなり、夏の移籍市場でさらなる大物獲得にも動いているとの噂もあるので、三木谷オーナーが監督解任という暴挙に出なければヴィッセル神戸強いと思います。

その他には、守備が安定しているサンフレッチェ広島セレッソ大阪も上位に来るでしょう。

昨シーズン上位のクラブの中では鹿島アントラーズの迷走が際立っている印象です。