FIFA女子ワールド杯フランス2019なでしこジャパンメンバー予想
高倉監督が最終メンバー発表まで最後の強化試合でも新しい選手を試し続けたために、まだチームが固まっていない、なでしこジャパンの最終メンバー23人を予想していきます。
FIFAランキング7位のなでしこジャパンは優勝候補ではないものの、第2勢力といったところでしょうね。
ヨーロッパで女子サッカーが盛り上がっていて強化も進んできたため苦戦が予想されますが、逆境に強いのがなでしこジャパンですから応援しましょう!
最後までご覧ください。
ゴールキーパー
当確
山下 杏也加/ヤマシタ アヤカ
日テレ・ベレーザ
1995.09.29
170cm/64kg
順当
池田 咲紀子/イケダ サキコ
浦和レッズレディース
1992.09.08
168cm/60kg
平尾 知佳/ヒラオ チカ
アルビレックス新潟レディース
1996.12.31
173cm/65kg
微妙
山根 恵里奈/ヤマネ エイナ
レアル・ベティス(スペイン)
1990.12.20
188cm/80kg
大穴
スタンボー華/スタンボー ハナ
INAC神戸レオネッサ
1998.12.24
175cm / 68kg
ゴールキーパーは枠が3人。
アジアカップで守護神としての地位を確立した23歳山下杏也加選手は当確です。
左利きでビルドアップ能力が高く、反射神経の良いシュートストップが期待できます。
気も強い選手で大舞台に強いメンタリティーの持ち主。
中堅の池田咲紀子選手、若手の平尾知佳選手が2番手争いという状況ですね。
3人ともハイボール処理に不安がありますが、ビルドアップ能力は高く、後方から組み立てて安定した試合運びを目指す高倉監督の方針を反映した3人ですね。
187㎝の長身でスペインで活躍中の山根恵里奈選手は高さという他の選手にない武器を持っています。
U20ワールドカップ優勝に貢献した将来性豊かなスタンボー華選手も第3キーパーに選ばれる可能性があるかもしれません。
ディフェンダー
当確
熊谷紗希/クマガヤ サキ
オリンピック・リヨン(フランス)
1990.10.17
173cm/63kg
鮫島彩/サメジマ サキ
INAC神戸レオネッサ
1987.06.16
163cm/53kg
清水梨沙/シミズ リサ
日テレ・ベレーザ
1996.06.15
160cm/47kg
順当
市瀬奈々/イチセ ナナ
マイナビベガルタ仙台レディース
1997.08.04
160cm/57kg
南萌華/ミナミ モエカ
浦和レッズレディース
1998.12.07
171cm/62kg
有吉沙織/アリヨシ サオリ
日テレ・ベレーザ
1987.11.01
159cm/51kg
宮川麻都/ミヤカワ アサト
日テレ・ベレーザ
1998.02.24
160cm / 50kg
微妙
三宅史織/ミヤケ シオリ
INAC神戸レオネッサ
1995.10.13
165cm/52kg
大賀理紗子/オオガ リサコ
ノジマステラ神奈川相模原
1997.01.04
169cm/54kg
松原有沙/マツバラ ユサ
ノジマステラ神奈川相模原
1995.05.01
168cm/66kg
大穴
岩清水梓/イワシミズ アズサ
日テレ・ベレーザ
1986.10.14
163cm/55kg
センターバックはキャプテン熊谷紗希選手が当確。
相方候補に若手の市瀬奈々選手、南萌華選手。
とくにU20ワールドカップ優勝メンバーの南萌華選手、U17ワールドカップ優勝メンバーの市瀬奈々選手の次世代センターバック二人のポジション争いは面白いですね。
対人守備に優れた市瀬奈々選手、身長、ビルドアップ能力が高い南萌華選手のどちらを先発で起用するのでしょうか。
中堅の三宅詩織選手が控え候補。
若手の大賀理紗子選手も最近は試されていますが、物足りないと感じた場合はベテランの岩清水梓選手を再招集する可能性もあるかなと。
サイドバックは左は鮫島彩選手、右は清水梨沙選手がレギュラーも当確。
控えに両サイドバックでプレーできる有吉沙織選手、宮川麻都選手が選出されそうです。
ミッドフィールダー
当確
中島依美/ナカジマ エミ
INAC神戸レオネッサ
1990.09.27
158cm/48kg
長谷川唯/ハセガワ ユイ
日テレ・ベレーザ
1997.01.29
156cm/46kg
順当
宇津木瑠美/ウツギ ルミ
シアトル・レインFC(アメリカ)
1988.12.05
168cm/59kg
杉田妃和/スギタ ヒナ
INAC神戸レオネッサ
1997.01.31
162cm/53kg
三浦成美/ミウラ ナルミ
日テレ・ベレーザ
1997.07.03
156cm/47kg
微妙
阪口萌乃/サカグチ モエノ
アルビレックス新潟レディース
1992.06.04
157cm/50kg
阪口夢穂/サカグチ ミズホ
日テレ・ベレーザ
1987.10.15
165cm/56kg
猶本光/ナオモト ヒカル
SCフライブルク(ドイツ)
1994.03.03
158cm/55kg
籾木結花/モミキ ユカ
日テレ・ベレーザ
1996.04.09
153cm/49kg
大穴
長野風香/ナガノ フウカ
ちふれASエルフェン埼玉
1999.03.09
159cm/50kg
川澄奈穂美/カワスミ ナホミ
スカイ・ブルーFC(アメリカ)
1985.09.23
157cm/50kg
ボランチは中心の阪口夢穂選手が靭帯損傷の怪我から復帰したばかりで間に合うか微妙です。
また、アメリカでプレーする経験豊富な宇津木瑠美選手も日程的な都合もあるのか招集はあまり多くないですね。
絶対的な経験値を誇る二人が不在の間に若手の杉田妃和選手、三浦成美選手が台頭してきています。
とくに杉田妃和選手はU17ワールドカップでMVPを受賞している素材なので期待がかかります。
ドリブルキープ力が高く両足を器用に使う技術の高い選手です。
他にも猶本光選手、阪口萌乃選手、長野風香選手が候補ですが、若手のボランチ候補はいずれも小柄でテクニックがあるパサータイプ。
守備面と長距離パスを出せるという部分で阪口夢穂選手に代わる存在は出てきていないですから、ワールドカップに間に合わないならかなり厳しいです。
激戦区のボランチとは違ってサイドハーフは左が長谷川唯選手。
右は中島依美選手がレギュラーを確保。
ともに小柄ですが運動量があって守備面での貢献も大きく、技術が高いですね。
とくに長谷川唯選手が創造性あふれるプレーでこのチームのチャンスメーカーとなっています。
22歳で若いチームの象徴的な選手になっていますね。
中島依美選手は両足でのキック精度が高く、アシストを記録することが多いです。
左利きの籾木結花選手は決定力があり、怪我が治ると右サイドハーフの控えメンバーに入るでしょう。
分からないのはアジアカップで招集されたベテラン川澄奈穂美選手です。
両サイドでプレーできてサイドからのクロスボールの質の高さは一級品ですが、1年ほど代表からは遠ざかっています。
川澄奈穂美選手の経験値があれば直前からメンバー入りしても問題ないので選ばれても不思議ではないかと。
フォワード
当確
菅澤優衣香/スガワラ ユイカ
浦和レッズレディース
1990.10.05
168cm/65kg
横山久美/ヨコヤマ クミ
AC長野パルセイロ・レディース
1993.08.13
155cm/52kg
順当
岩渕真奈/イワブチ マナ
INAC神戸レオネッサ
1993.03.18
156cm/52kg
小林里歌子/コバヤシ rカコ
日テレ・ベレーザ
1997.07.21
160cm/51kg
微妙
田中美南/タナカ ミナ
日テレ・ベレーザ
1994.04.28
164cm/56kg
大穴
遠藤純/エンドウ ジュン
日テレ・ベレーザ
2000.05.24
167cm/55kg
宮澤ひなた/ミヤザワ ヒナタ
日テレ・ベレーザ
1999.11.21
160cm/48kg
植木理子/ウエキ リカ
日テレ・ベレーザ
1999.07.30
162cm/53kg
海外勢ともパワー負けしない菅澤優衣香選手は高さという武器もあるのでポストプレーもできますし、終盤の空中戦要員としても使えるので選ばれる可能性が高いですね。
シュート決定力が高い横山久美選手はアジアカップ決勝でも試合を決める得点を決めていてエースストライカー的存在ですから当確でしょう。
ドリブラーの岩渕真奈選手は代表から遠ざかっていますが、個人能力で一人抜ける選手ですし、実力的には選ばれないのはおかしい選手ですが、最近は代表から遠ざかっています。
最終的にはメンバー入りするとは思いますが、なぜ外されているのかは謎。
若手にチャンスを与えたいという理由だと思いたいですが・・・。
スピード、判断の良さに優れたムービングストライカー小林里歌子選手はドリブルもパスも出来て器用な選手です。
万能型の選手でチーム貢献度も高い若手選手でサイドハーフでも計算できるので呼ばれる可能性が高いですね。
昨シーズンのなでしこリーグ得点王の田中美南選手は、代表から遠ざかっていてメンバー入りも怪しい状況。
実力者であることに疑いはないですが、横山久美選手に得点力で上回られていますね。
U20ワールドカップ優勝メンバーの宮澤ひなた選手、植木理子選手、遠藤純選手の3人のうち一人が起爆剤として入るかもしれないですね。
中盤もできる俊敏性とテクニックも宮澤ひなた選手、スピードと決定力の植木理子選手、左利きでドリブルがうまい遠藤純選手はそれぞれ才能がある選手ですから、いずれなでしこジャパンの中心選手になっていくでしょう。
最後に
いかがでしたか?
今回は6月にFIFA女子ワールドカップを目指すなでしこジャパンのメンバー予想をしてみました。
2011年ドイツW杯優勝当時は平均年齢が25.6歳。
2015年カナダW杯準優勝の時の平均年齢は27.7歳でしたが、今回は24歳代の若いメンバー構成となりそうです。
年齢も若いですしチームとしてメンバーが固まっていないですから、大会期間中にチームを成熟させていく必要があるでしょう。
イングランド、スコットランド、アルゼンチンと同組で3位でもグループステージ突破の可能性があるので、決勝トーナメントからが本番というのが高倉監督の感覚なのかもしれませんが、大会2か月前なのでベストの形が見えてこない現状は不安もあります。
優勝を要求するのは酷だと思いますが、来年は東京オリンピックもありますし、女子サッカーを盛り上げるためにも若いチームに経験値を積ませるためにもベスト4以上の結果を期待したいと思います。
余談ですが
FIFA女子ワールドカップフランス2019に日本人審判員4名が選出されました。
”国際サッカー連盟(FIFA)はこの度、来年フランスで行われるFIFA女子ワールドカップフランス2019の割り当てを発表し、日本から山下良美主審、手代木直美副審、坊薗真琴副審、萩尾麻衣子副審の4名の審判員が選出されました。日本から4名の審判員がFIFA主催の国際大会に選出されることは初めてとなります。”
山下良美主審/ヤマシタ ヨシミ
生年月日:1986年2月20日
国際登録年:2015年
手代木直美副審/テシロギ ナオミ
生年月日:1980年9月12日
国際登録年:2013年
坊薗真琴副審/ボウゾノ マコト
生年月日:1980年8月5日
国際登録年:2015年
萩尾麻衣子副審/ハギオ マイコ
生年月日:1979年12月26日
国際登録年:2015年