J1首位攻防の2連戦!川崎Fvs名古屋Gの矛盾対決の結果は? - こんな時には・・・・

J1首位攻防の2連戦!川崎Fvs名古屋Gの矛盾対決の結果は?

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今回は緊急事態宣言の最中に行われたJ1首位攻防戦を中心にまとめてみました。

緊急事態宣言は延長しそうですが、無観客試合は感染抑制の効果が薄いでしょうから、大阪府知事のその場の思い付きで発したスポーツ開催は無観客という科学的根拠のない方針は早く撤回して欲しいところです。

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川崎フロンターレは名古屋グランパスに2連勝で首位独走

第1戦

J1川崎フロンターレ名古屋グランパス首位攻防戦2連戦が行われました。

川崎フロンターレは、4月29日の木曜日に行われた第1戦で旗手玲央選手をインサイドハーフで起用して名古屋グランパスに対して左サイドで数的優位を作り出し、名古屋グランパスの左サイドバックで対人守備能力が高く身長が低い吉田豊選手を中央で守らせて、名古屋グランパスの2センターバックに3枚が仕掛ける構造で2人のセンターバックのうち一枚を動かすことで、川崎フロンターレのセンターフォワード、レアンドロ・ダミアン選手がゴール前で勝負しやすくなります。

4バックの布陣を動かされた名古屋グランパスは速攻に転じることができなくなり自陣に釘付けにされてボールを奪ってもカウンタープレスですぐに回収されてしまい、前半25分で3失点。

直接対決の第一戦は、4-0で川崎フロンターレが圧勝しています。

第2戦

5月4日の火曜日に行われた第2戦では、名古屋グランパスはシステムを4-3-3にして川崎フロンターレに対して中盤を厚くして、マテウス選手を左サイドに変更して縦への推進力を活かす布陣にしてきました。

川崎フロンターレは変更なしで、序盤は名古屋グランパスのペースで試合が進みますが徐々に川崎フロンターレが打開策を見つけ出すそうになり前半30分にジェジエウ選手がコーナーキックから先制。

後半には再び名古屋グランパスがペースを引き戻すも徐々に川崎フロンターレがペースを握り三苫薫選手の鮮やかなドリブル突破からニアサイドに走り込んでいた山根未来選手が合わせて追加点。

丸山祐一選手のバックパスがオウンゴールとなり3-0となったところで試合は大勢を決して川崎フロンターレは家長昭博選手、レアンドロ・ダミアン選手を下げて、主力選手を交代させる余裕の試合運び。

その後名古屋グランパスが稲垣祥選手が1点右サイドからマイナスのクロスに合わせて返します。

83分にはマテウス選手の芸実的な直接フリーキックで1点差に迫りますが、そのまま3-2で試合終了。

2試合で川崎フロンターレは名古屋グランパスに6ポイント差をつけることに成功しています。

そして鬼木監督は、3点をリードしながらも終盤に2失点を喫した終盤の試合運びについて

「常に苦しい時間が多かったと思いますが、それでも3点取っていたので、そこからの(ゲームの)締め方というのは自分でも反省しなければならないと思っています」

と采配ミスを認めました。

「最後は集中できたが、気持ちの部分に緩みがあったのかもしれません。(レアンドロ・)ダミアンとアキ(家長昭博)を下げたところで、こちら(ベンチ)としてはそういう意図はなかったんですけど、前回0ー4で勝って今回も3ー0で勝っていたため、もしかしたら(選手へ)そういうメッセージになっていたのかもしれませんし、その辺りは自分が反省しなくてはならないと思っています。強い相手に対して勝ち切ることは、特に前節0ー4からの今日のゲームというのは難しかったので、選手が頑張ってくれたと思っています」

と語り、勝利を収めたチームを称えています。

自身の采配ミスを誠実に認めるところが鬼木監督の良さですね。

川崎フロンターレの隙が無い戦い方は鬼木監督の細部までこだわったチーム作りにあるのかもしれません。

Jリーグ序盤戦の1試合平均勝ち点。

今シーズンは新型コロナウイルスの影響もあってイレギュラーな日程になっていて消化試合数が違うので順位表の見方が難しくなります。

そこで、1試合平均勝ち点で並べてみました。

順位 平均勝ち点 クラブチーム
1 2.71 川崎フロンターレ
2 2.18 横浜Fマリノス
3 2.09 ヴィッセル神戸
4 2.07 名古屋グランパス
5 2.00 サガン鳥栖
6 1.62 セレッソ大阪
7 1.46 アビスパ福岡
8 1.42 浦和レッズ
9 1.36 鹿島アントラーズ
10 1.31 サンフレッチェ広島
11 1.25 FC東京
12 1.09 北海道コンサドーレ札幌
13 1.08 柏レイソル
14 1.07 徳島ヴォルティス
15 1.00 湘南ベルマーレ
16 0.92 清水エスパルス
17 0.86 ガンバ大阪
18 0.73 大分トリニータ
19 0.55 ベガルタ仙台
20 0.16 横浜FC

となっています。

やはり川崎フロンターレが驚異的なペースで勝ち点を積み上げていて首位。

消化試合数が少ない横浜Fマリノスガンバ大阪は順位表よりも高い位置にいます。

横浜Fマリノス川崎フロンターレ相手にしか負けがありません。

名古屋グランパスが実質3位に落ちていることもわかるでしょう。

今後アジアチャンピオンズリーグを川崎フロンターレ名古屋グランパスセレッソ大阪ガンバ大阪が戦うことを考えると、横浜Fマリノスが有利な位置にいることが分かるでしょう。

サガン鳥栖が7億円の債務超過

サガン鳥栖の運営会社サガン・ドリームス(福岡淳二郎社長、鳥栖市)は28日、第17期(2020年2月~21年1月)の決算を発表。

新型コロナウイルスの感染拡大による入場料収入の減少が響き、当期純損益は7億1513万円の赤字となった。赤字は3期連続。債務超過は6億9362万円に上り、解消に向けて増資を検討していることを明らかにしました。

サガン鳥栖は2021シーズンは、クエンカ選手、金崎夢生選手、高橋祐司選手などを放出してチーム人件費を42%圧縮しましたが、昨季は7億円の赤字となっています。

今シーズンは、森下龍也選手、原川力選手、原輝樹選手などを放出してさらに人件費を抑制したと思いますが、好調のサガン鳥栖

しかし、勝てば勝つほど勝利ボーナスなど、選手年俸は上がり、戦力の維持が難しくなります。

サガン鳥栖は増資で債務超過を乗り切る計画ですが引き受け先がまだ見つからず、このままでは、債務超過でクラブライセンス剥奪もあり得る状況です。

コロナの影響があってどのチームも経営状態が悪いのでリーグとして救済措置があるかもしれませんが、サガン鳥栖は今シーズン成績は好調ですが、別の悩ましい問題を抱えています。

DMMがアビスパ福岡の経営参画

サッカー・ベルギー1部リーグのシントトロイデンを経営する「DMM.com」が27日、J1アビスパ福岡の第三者割当増資で発行する一部株式を取得したと発表。

2月1日からアビスパ福岡のエグゼクティブ・アドバイザーを務めているシントトロイデンの立石敬之CEOに加え、DMMの村中悠介COOが取締役、同社の緒方悠・執行役員が顧問に就任し、同クラブの経営に参画する。

村中取締役は

「日本と欧州、アジアをフットボールを介してつなげ、新たなことをやっていきたい」

と抱負を語っています。

アビスパ福岡からシントトロイデンを経てボローニャで活躍中の冨安健洋選手がユベントス、ACミランなどビッグクラブへの移籍の噂が出ており、成功例となっています。

DMMはシントトロイデンでのサッカー事業を成功させるためにJクラブとの提携を進めて第2の冨安を生むことができるのかに注目が集まります。

アビスパ福岡はジョン・マリ選手など優良外国人選手の補強に成功していて、今シーズンJ1に残留するとクラブの流れが大きく変わるというタイミングでの経営参画で、やる気が伝わってきます。

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