Jリーグ2019の移籍市場はDAZNマネー流入の影響で、Jリーグ史上最も大きな動きをしたオフシーズンだったと思います。
J1同士で中心選手が多く移籍したので、注目の移籍選手をまとめてみました！
最後までご覧ください！
山口蛍・ヴィッセル神戸
セレッソ大阪からヴィッセル神戸に移籍しました。
ユース出身の代表クラスの選手が海外ではなく、国内移籍を選択するケースは非常に珍しいですね。
セレッソ大阪では主力選手がフロントとの対立があったといわれていたので心機一転を図りたかったんだと思います。
ボール奪取能力はワールドクラスですが、ビルドアップ能力とポジショニングに課題があり日本代表からは遠ざかっているので、ヴィッセル神戸のリージョ監督との出会いによって、課題を克服すると日本代表復帰も期待できます。
都倉賢・セレッソ大阪
北海道コンサドーレ札幌で昨シーズン二桁得点を決めたチーム得点王です。
J2時代から多くの得点を決めてチームを救って来たので「コンサドーレの顔」と言っても過言ではない選手でしたが、セレッソ大阪から大型契約のオファーが来て移籍したと報じられています。
日本人屈指の身体能力を持つフォワードで空中戦では無類の強さを誇る選手ですが、ポストプレーが苦手でコンサドーレではミシャ・ペトロヴィッチ監督の戦術に合わなかったことも移籍の理由だったと思います。
セレッソ大阪のロティーナ監督との戦術的な相性が良いとはいえませんが、高さという武器をどのように活用するのか注目するところです。
杉本健勇・浦和レッズ
セレッソ大阪のユース出身で日本代表クラスの大型フォワードが浦和レッズに移籍しました。
187㎝の長身と技術力の高さ、スピードがあって若くからその才能を嘱望されていましたが、伸び悩んでいます。
地元の温かいファン・サポーターから離れて、環境を変えるのも悪くないと思いますし、潜在能力は日本人フォワードの中ではトップクラスなので新天地での飛躍に期待したいですね。
ポストプレーとオフザボールの動きが課題なので、名手の興梠慎三選手がチームメイトですから学べるところは多いでしょう。
移籍をきっかけに化けると日本代表は大迫勇也選手依存から脱却できるかもしれません。
山中亮輔・浦和レッズ
アジアカップは選出されませんでしたが、昨シーズン日本代表に選出された左サイドバックです。
左利きでキックに関する能力には天性のものがあり、ミドルシュート、セットプレーのキック、センタリングは一級品です。
横浜Fマリノスから浦和レッズへ移籍しましたが、横浜Fマリノスでは変則的にボランチの位置に入る「偽サイドバック」と呼ばれる戦術のキーマンとなっていました。
浦和レッズでは基本的なサイドバックとしてのプレーを求められるでしょうし、守備面での規律と球際にこだわるオリベイラ監督のスタイルで鍛えられると日本代表に再び招集されのも近いでしょう。
李忠成選手・横浜Fマリノス
李忠成選手が移籍した横浜FマリノスのFW事情は、今現在あまり良い状態とはいえません。
このオフシーズンで伊藤翔選手（現鹿島アントラーズ）、ウーゴ・ヴィエイラ選手（現スィヴァススポル）、富樫敬真選手（現町田ゼルビア）といった主力FWを多く放出しました。
李忠成選手に期待されるのはやはり得点という部分で、どれだけ力を発揮できるかになってきます。
横浜Fマリノスでの李忠成選手は、サンフレッチェ広島時代、浦和レッズ時代、さらには日本代表で発揮した勝負強さと、点の欲しい場面でしっかり点を取れる選手であり、二桁得点を期待されているはずです。
さらに求められるものとしてムードメーカーとしての盛り上げ役、そして現状のマリノスではベテラン選手が少ない今、背中で若手、中堅選手を引っ張ることも求められます。
そのうえで、ポステコグルー監督の「アタッキングフットボール」を理解浸透した上で点も取ることです。
かなり難題に聞こえるかもしれませんが、技術、経験がものをいう世界で多くの場面をのり越えてきた李忠成選手だからこそ期待を込めたいと思います。
最後に
いかがでしたか？
「Jリーグ2019シーズン注目の移籍選手はだれ？」で注目の選手を紹介しました。
日本人の中心選手の移籍が増えた背景には資金力が大きくなっていることと、監督や施設など環境面での差が大きくなっていることが挙げられます。
良い選手を獲りたいチームが環境を良くして、日本サッカー全体のレベルが上がるという好循環につながるのであれば素晴らしいことだと思います。
2月16日の「ゼロックススーパーカップ2019 川崎フロンターレvs浦和レッズ」戦を皮切りに、
2月22日の「セレッソ大阪vsヴィッセル神戸」戦で本格的なシーズンの幕明けです。
週末から目が離せなくなります。
注目するチーム、注目する選手、思いっきり応援しましょう！！！！
最後まで読んでいただき有難うございます。