長友佑都選手が11年ぶりにFC東京に復帰!Jリーグ第28節の結果は?
J1優勝と降格の行方は?
11年ぶりに復帰!
フランス1部のマルセイユを退団したサッカー日本代表DF長友佑都(34)が、古巣のFC東京に11年ぶりに電撃復帰することが決定しました。
W杯には3大会連続出場。
今月のW杯カタール大会アジア最終予選で2試合に先発するなど、鉄人ぶりは健在。
日本代表では歴代2位となる通算127試合出場を誇ります。
マルセイユ退団後は神戸や国内外のクラブが獲得に興味を示し、争奪戦となっていたが、古巣FC東京に復帰しました。
奥さんで女優の平愛梨さんが東京のテレビ番組に出演していたので日本復帰かなと思っていましたが、芸能界のお仕事に復帰するのであれば東京が良いという判断もあったのかもしれません。
日本代表では長友佑都選手はパフォーマンスが目に見えて落ちていたので、ワールドカップ最終予選に向けてFC東京でコンディションを上げつつ日本を拠点に動けるのはプラスでしょう。
FC東京は日本代表候補である小川諒也選手が左サイドバックにいるので、小川諒也選手はポジションを失う可能性が高く、今オフに争奪戦に発展するかもしれません。
その他にも中村拓海選手、鈴木準弥選手、中村帆高選手、バングーナガンデ佳史扶選手がサイドバックには居ますが、長友佑都選手がきっかけで長谷川健太監督の去就も含めてオフに大きく動くかもしれませんね。
J1リーグ第28節
名古屋グランパスと徳島ヴォルティスが対戦。
スコアレスで前半を終えると、徳島は50分に岸本武流のファウルで名古屋にPKを与え、岸本はレッドカードで退場。名古屋はマテウスがPKを成功して先制する。
83分にオウンゴールで追加点を奪った名古屋は、終盤に金崎夢生がPKを決めてリードを広げ、3-0で勝利した。
名古屋は今季18度目の無失点試合となり、1995年の横浜マリノスが達成したJ1リーグ記録に並んだ。
横浜F・マリノスはサンフレッチェ広島と敵地で対戦。
8分に先制を許したものの、36分に前田大然の今季15点目で追いつくと、前半アディショナルタイムに實藤友紀がコーナーキックから逆転ゴールを挙げる。
60分にはレオ・セアラが弾丸フリーキックを突き刺し、横浜FMは3-1の逆転勝利を収めた。
今節が延期となった首位川崎フロンターレとの勝ち点差を1に縮めています。
清水エスパルスとサガン鳥栖が大戦。
清水エスパルスと対戦したサガン鳥栖は、58分に仙頭啓矢のクロスに白崎凌平が頭で合わせて先制したものの、65分に追いつかれる。それでも鳥栖は74分、エドゥアルドが強烈な直接フリーキックを叩き込んで勝ち越し、2-1の勝利で2連勝。
鹿島アントラーズとアビスパ福岡が対戦。
鹿島アントラーズはホームでアビスパ福岡に0-3の完敗。
福岡は残留を決定的にしています。
浦和レッズが横浜FCと対戦。
浦和レッズは汰木康也と大久保智明の得点で横浜FCを2-0で下し、2試合ぶりの白星で5戦無敗でアジアチャンピオンズリーグ出場権に近づいています。
大分トリニータは湘南ベルマーレと対戦。
大分トリニータは湘南ベルマーレとの下位直接対決を2-0で制し、7試合ぶりの白星。
ベガルタ仙台はガンバ大阪と対戦。
ベガルタ仙台はガンバ大阪とのシーソーゲームを3-2で制し、12試合ぶりに勝ち点3を獲得。
柏レイソルはFC東京と対戦。
柏レイソルは9分に細谷真大が挙げた1点を守り切ってFC東京を下し、3連勝で残留へ大きく近づいています。
北海道コンサドーレ札幌はセレッソ大阪と対戦。
北海道コンサドーレ札幌がセレッソ大阪に勝利して勝ち点39で残留ラインに到達しました。
第28節の結果
名古屋グランパス 3-0 徳島ヴォルティス
鹿島アントラーズ 0-3 アビスパ福岡
セレッソ大阪 0-2 北海道コンサドーレ札幌
横浜FC 0-2 浦和レッズ
大分トリニータ 2-0 湘南ベルマーレ
サンフレッチェ広島 1-3 横浜F・マリノス
サガン鳥栖 2-1 清水エスパルス
ガンバ大阪 2-3 ベガルタ仙台
FC東京 0-1 柏レイソル
28節を終えての順位表はこちら
1位 川崎F(勝ち点66/得失点差+41)※1試合未消化
2位 横浜FM(勝ち点65/得失点差+39)
3位 鳥栖(勝ち点50/得失点差+15)
4位 名古屋(勝ち点50/得失点差+10)
5位 神戸(勝ち点48/得失点差+15)※1試合未消化
6位 浦和(勝ち点48/得失点差+5)
7位 鹿島(勝ち点47/得失点差+18)
8位 福岡(勝ち点42/得失点差+3)
9位 FC東京(勝ち点42/得失点差0)
10位 札幌(勝ち点39/得失点差-4)
11位 広島(勝ち点36/得失点差+2)
12位 C大阪(勝ち点36/得失点差+1)
13位 柏(勝ち点33/得失点差-8)
14位 G大阪(勝ち点30/得失点差-9)
15位 湘南(勝ち点26/得失点差-5)
16位 清水(勝ち点26/得失点差-14)
17位 徳島(勝ち点23/得失点差-20)
18位 仙台(勝ち点22/得失点差-24)
19位 大分(勝ち点20/得失点差-27)
20位 横浜FC(勝ち点18/得失点差-38)
Jリーグ優勝と降格は?
優勝は川崎フロンターレと横浜Fマリノスの2チームに絞られ、3位のアジアチャンピオンズリーグ出場権はサガン鳥栖、名古屋グランパス、ヴィッセル神戸、鹿島アントラーズ、浦和レッズが5チームで争う構図です。
アビスパ福岡、FC東京、北海道コンサドーレ札幌が残留をほぼ手中にして、サンフレッチェ広島、セレッソ大阪、柏レイソルも降格は可能性が低いです。
ガンバ大阪は上位陣との戦いが多くまだ降格の可能性を残します。
降格争いは7チームで湘南ベルマーレ、清水エスパルス、徳島ヴォルティス、ベガルタ仙台、大分トリニータ、横浜FCが4つの降格枠から脱出したいところです。
湘南ベルマーレは監督が変わりましたが結果にはつながらず、むしろ混乱を生じさせているかもしれません。
清水エスパルスは戦力が充実していますが、補強が多すぎて戦術が浸透しきらず、連携も構築されない状態です。
徳島ヴォルティスはスペイン人指揮官が内容的には良いゲームをしていますが、前線の得点力が不足しています。
ベガルタ仙台は固い守備からカウンターという形が出来始めています。
大分トリニータと横浜FCは補強に成功して調子は上向きです。
降格争いはアビスパ福岡、サガン鳥栖以外はおおむね予算通りの結果となっていてこの2チームは成功といえますが、他のクラブは2020年のチーム人件費を見る限り降格争いをしてしまうのは仕方ないといえます。
降格圏でもっとも資金を潤沢に使ったのはおそらく清水エスパルスですが、それでも全体の10番目程度で指揮官が就任1年目であることを踏まえると仕方ないともいえます。
結局は10億円程度使える予算を増やさない限り、降格するのは時間の問題といえるでしょう。
今シーズンは上手くいっていますが、それはサガン鳥栖やアビスパ福岡、北海道コンサドーレ
札幌、サンフレッチェ広島も例外ではありません。
コロナ渦から経営面でどのように建て直すのかも来シーズン以降の注目ポイントの一つですが、どのクラブも4チーム降格となる今年はなんとしてもJ1にしがみつきたいでしょう。