J1リーグ2019年シーズンの降格争いを予想!!
J1リーグは9試合を終えてすでに下位争いの陣容は固まってきていて、例年になく上位争いと下位争いのグループが離れているシーズンとなっています。
下位2チームが降格で1チームが入れ替え戦に臨むことになりますが、今シーズンはどこのチームが降格となるのか予想していきますので
最後までご覧ください。
サガン鳥栖(4月27日現在18位)
9試合終えて勝ち点4で最下位に沈むサガン鳥栖は得点がわずか1となっています。
深刻な得点力不足に悩んでいてフェルナンド・トーレス選手、金崎夢生選手、ビクトル・イバルボ選手、豊田陽平選手など豪華なフォワード陣がいますが得点が取れていないのはシュートチャンスがそもそも少ないからで攻守両面での問題かなと思うので問題は根深いですね。
昨シーズンは6億円近い赤字を計上していて経営的にも、もう余裕がないチームは監督解任という選択も選手補強という選択も取りにくいので厳しいシーズンとなるかなと。
現状降格候補1番手に挙げられるでしょう。
ジュビロ磐田(4月27日現在17位)
9試合を終えて勝ち点は6の17位となっています。
昨シーズン東京ヴェルディとの入れ替え戦にまわって残留を決めたジュビロ磐田は、エース川又選手が怪我で長期離脱を強いられていて苦しい状況は続きそう。
中村俊輔選手と川又選手のホットラインが開通せず得点までの形がなかなか作れないですね。
また、守備が安定しているわけでもなく守備が攻撃陣のハードワークに依存しているので、守備から攻撃への切り替えもうまくいかないですし、実力のあるベテラン選手を活かせない要因となっています。
ビルドアップと守備組織のメカニズムの構築に失敗している感があるので自主性を尊重する名波監督のやり方のデメリットが前に出てきてしまっている状態といえます。
降格候補2番手に挙げられるかなと。
松本山雅FC(4月27日現在11位)
昨シーズンJ2からの昇格組である松本山雅FCは悲願のチーム創設初となるJ1残留に向けて悪くないスタートを切っています。
9試合で勝ち点は11で1試合、勝ち点1ペースとなる残留最低ラインはクリアしています。
前田大然選手のスピード、運動量に加えてレアンドロ・ペレイラ選手の空中戦という武器はJ1でも相手の脅威となっています。
1試合で1から2回は最低でもビッグチャンスを作ることが出来ています。
失点も9試合9で1試合当たり平均失点1ですからほとんどの試合で引き分け以上の可能性がある試合をすることが出来ているので上出来ですね。
チームの立ち位置を間違えずに地道に勝ち点を重ねていくことが残留への道となりそうですね。
シーズン前は最下位予想が多かったですが、この様子ならそこまで悪い結果にはならなそうです。
降格候補3番手と予想します。
ベガルタ仙台(4月27日現在16位)
主力が大量流出したベガルタ仙台は9試合で勝ち点は7となっています。
明確な得点源が居ないのは昨シーズンと同様の問題で今シーズンは他のポジションの選手の総合力が落ちているので厳しい戦いが続くでしょう。
守備陣は日本代表守護神シュミット・ダニエル選手を中心に堅実な戦い方は出来ていますね。
とくに東京オリンピック世代の左利きの大型センターバック常田克人選手はブレイクの兆しを見せています。
戦術的には長く監督として指揮を執る渡辺監督が築いたベースがあるので大崩れせずJ1降格はないかなと思いますが、状況が好転する要素にも乏しいので
降格候補4番手と予想します。
清水エスパルス(4月27日現在14位)
9試合で失点が19と最多となっている清水エスパルスは勝ち点8に沈んでいます。
昨シーズンのエースストライカーであるドウグラス選手は不整脈が出て離脱中。
日本代表北川航也選手もドウグラス選手の不在とアジアカップの疲れという負担が2重にかかっていて昨シーズンのような勢いはありません。
また川崎フロンターレから大金を使って獲得した右サイドバックのエウシーニョ選手も超攻撃的な川崎フロンターレと守備的な清水エスパルスでは勝手が違うようでチームにフィットしていません。
それでも鄭大世選手がフォワードとして存在感を示していてドウグラス選手もスタメン復帰間近なので今後の展望は明るいですね。
降格候補5番手と予想します。
ガンバ大阪(4月27日現在15位)
こちらも失点19で清水エスパルスと並んで失点数が最多となっているガンバ大阪。
9試合で勝ち点7となっています。
エースストライカーのファン・ウィジョ選手が夏にヨーロッパ移籍が噂されていて、居なくなるのであれば最悪降格もあり得るでしょう。
今野泰幸選手、遠藤保仁選手のボランチコンビが高年齢化していて代えが利かないことと、攻守に二人の個人の判断に依存してきたことでチームバランスが崩れてしまっていることが根本的な問題だと思いますが、宮本恒靖監督は個の問題を解決するためにボランチの役割とポジショニングを限定しています。
昨シーズンは自由すぎた戦術をシーズン途中に就任した宮本恒靖監督がうまく修正しましたが、今シーズンは宮本恒靖監督が2年目で戦術的な規制がさらに大きくなったことがむしろ今野泰幸選手と遠藤保仁選手にとってはストレスをためやすい状況となっているといえるでしょう。
降格候補6番手と予想します。
セレッソ大阪(4月27日現在13位)
清武弘嗣選手、柿谷曜一朗選手、都倉賢選手ら豪華な攻撃陣を誇るセレッソ大阪は得点がわずかに5で9試合で勝ち点8となっています。
ロティーナ監督は守備に軸を置き、まずは失点しない試合を目指す傾向にあり、失点は9試合で8と実際に少ないです。
ただ、守備的な戦い方は得点力不足の原因ともなっていて攻撃的なマインドと選手を持つチームには、ロティーナ監督のスタイルには合っていないのかなと?
とくにホームで大分トリニータと引き分け上等の守備的な戦い方でスコアレスドローとなったゲームでは、交代した選手がベンチを蹴り上げるなど苛立つ選手達、サポーターと引き分けで悪くないとするロティーナ監督とのイメージの違いが鮮明になりました。
ロティーナ監督も優秀な人材なだけに方針がズレているのはフロントの問題であって修正はなかなか難しいですね。
それでも選手と監督の個人能力の質は高いので降格とはならないでしょう。
降格候補7番手と予想しています。
大分トリニータ(4月27日現在4位)
J2から昇格してきた大分トリニータは9試合で勝ち点17を稼ぎ現在4位。
降格争いが予想されていましたが大躍進のシーズンとなっています。
原動力は監督の片野坂氏。
かつでは現在日本代表の森保一監督のもとで名参謀として名高かったですが、監督として指揮を執ってさらに評価を高めていますね。
ゴールキーパーまで参加するビルドアップが組織化されていて確実にボールをキープして敵陣に運ぶだけの安定感があります。
ボール保持時の安定が守備にも好影響でカウンターリスクの軽減につながっていますね。
攻撃では藤本憲明選手が6得点で日本人トップとなる活躍をしています。
藤本選手の得点の多くはワンタッチで決めたものであり、チームとして攻撃の形が出来ているので最後に押し込む仕事に専念できていることがブレイクにつながっているといえるでしょう。
J1で相手に研究されるとペースが落ちてくる可能性もありますが、すでに最下位サガン鳥栖とは勝ち点差が13付いているので大きなアドバンテージを持っています。
降格候補8番手と予想します。
最後に
いかがでしたか?
今回は「J1リーグ2019年シーズンの降格争いを予想!!」でJリーグの降格争いを展望していきました。
昨シーズンは柏レイソルがまさかの降格となるなど豊富な人材と予算があるチームがボタンの掛け違いで降格してしまうのが怖いですね。
上記にあるチーム以外の現在上位、中位にいるチームでも油断は禁物です。