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コロナウイルス問題の裏で日本サッカー協会、新技術委員長に反町氏就任

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新型コロナウイルス問題でJリーグの開催再開が再延期が決定され、4月1週の開催を目指すことになりました。

そんな中、あまり、ニュースになっていませんが、日本サッカー協会は大きな動きを見せています。

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関塚技術委員長が交代。

新技術委員長に反町康治氏が就任。

日刊スポーツによると日本サッカー協会(JFA)の技術委員会の委員長に、Jリーグ特任理事(非常勤)の反町康治氏(56)が新たに就任することが10日、濃厚となったとのことです。

現委員長の関塚隆氏(59)は代表全般を統括するナショナルチームダイレクターとなり、A代表や東京五輪世代のU-23(23歳以下)日本代表などの強化に専念するとのことです。

技術委員会は代表監督の選定などに関わる、強化の根幹となる組織で、技術委員長の交代は日本代表を支えるスタッフ組織のトップが交代することになります。

関塚隆氏は森保監督とこれまで一蓮托生で仕事をしてきたわけですが、この人事で関塚ー森保体制が崩れたことを意味します。

関塚氏が就任するナショナルチームダイレクターは森保体制のサポート役。A代表とU-23日本代表を森保監督が兼任しており、両チームの活動スケジュールが重なる部分も多く技術委員長として森保氏を代表監督に推挙した関塚氏が専念することで、JFAとしてバックアップ体制を整えるとのことです。

関塚さんが日程面の都合を調整するものの、森保監督のA代表とオリンピック世代の兼任が無理と判断された場合は人事権を反町さんが握るという事ですね。

田島会長は森保監督のオリンピック世代専念も示唆。

日刊スポーツによると日本協会の田嶋幸三会長(62)が10日、オリンピック(五輪)代表も兼任する日本代表森保一監督(51)を東京五輪まで五輪代表に集中させる案を検討材料の1つにいれました。

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、9日に国際サッカー連盟が3月と6月のワールドカップ(W杯)アジア2次予選の原則延期を発表したことが理由ですが、今後、イレギュラーなスケジュールの中で限られた時間で強化を進める中で兼任に無理が生じる可能性は十分考えられます。

田嶋会長は「今いろんな選択、決断をしようと思っても、不確定要素がどんどん出てくる中では難しい。具体的な代替案は議論できない」と前置きしたうえで「5月、6月について五輪中心にしてやるのかどうかはあるが、いい機会にしたらいい」と、柔軟に対応する考えを示しています。

というわけで、日程的な対応について、柔軟に対応できる体制にしたという説明ですが、逆に言えば監督交代もしくは兼任の解除に対しても柔軟に対応できる体制に変化したといえます。

反町康治新技術委員長の力量とコネクション

反町康治監督は昨シーズン松本山雅FCの監督を務めJ2降格となり現在フリーとなっていました。

守備的で堅守速攻、スカウティングを重視した面白くなくても結果を出すというチームスタイルの持ち主です。

スカウティングが得意でチームの弱点を見つけるのが得意な人ですし、歯に衣着せぬ言動で知られる反町氏は、現在の日本人スタッフで固めて、どこか身内に甘くぬるい雰囲気がある代表スタッフに対しても厳しい意見をぶつけることができる人という意味では良い人材だと思います。

2003年、2018年にJ2リーグ優勝。

2018年J2リーグ 優勝監督賞受賞。

2007年オリンピック予選を突破。

2008年、北京オリンピックに出場するも3試合全敗でグループステージ敗退となっています。

しかし、当時のメンバーは長友佑都選手、本田圭佑選手、岡崎慎司選手、内田篤人選手、吉田麻也選手、香川真司選手などのちに日本代表の中心となった選手たちで、オーバーエイジを使わずに、将来性のある選手を見つけた慧眼と若い選手達に託した判断は再評価されています。

問題となるのは新監督を連れてくる際のコネクションですが、97年に現役引退をして98年からFCバルセロナのコーチ留学があるくらいで、海外とのコネクションが強い方ではありません。

反町さんは、チームのフロント業務もこなした経験が無く現場で指導者としてしか経験値が無い方なので、今後、東京オリンピック世代か、A代表に新監督が必要となった時に、良い人材を引っ張ってこれるかどうかは未知数です。

東京オリンピックがもし延期されたら

東京オリンピックはすでに新型コロナウイルス問題で中止か延期が濃厚となっています。

延期となった場合には、ワールドカップ最終予選と東京オリンピックの日程が被ってしまうので、森保監督の兼任は困難となります。

このシチュエーションでは、森保監督はA代表かオリンピックかどちらかに専念せざるを得なくなるでしょう。

A代表に関してはアジアカップは準優勝で、ワールドカップ3次予選は全勝ですから申し分ない結果を出していて、監督交代が必要な理由は現在のところありません。

オリンピック代表はアジア予選でグループステージ敗退を喫するなど不振となっているので、オリンピック世代の監督に新監督を据えることが現実的な判断だと思います。

東京オリンピックが1年延期となると東京オリンピック世代の年少組のU20ワールドカップ代表監督として指揮を執りベスト16に進出を果たした影山雅永監督の抜擢が現実的な選択肢となるでしょう。

1年延期されると年少組の成長が進み、橋岡大樹選手、斎藤美月選手、大迫敬介選手、中村敬斗選手、西川潤選手、菅原康介選手、田川京介選手、久保建英選手といった影山監督が指揮を執っていた年少世代の選手が東京オリンピック世代でも序列が高まってくるはずで、準備期間が短い中で選手に対しての予備知識があり、チームを構築できるという意味では他になかなか代えが利かない人材といえます。

というわけで、東京オリンピックが1年延期の場合は影山監督が東京オリンピック世代に就任する可能性が現実的です。

また、別のシナリオを描くなら森保監督をオリンピック世代に専念させて、A代表の監督を反町康治技術委員長が引っ張ってくるという可能性も無くはありません。

この場合は、反町康治さんがFCバルセロナにコーチ留学経験があることから、日本での指揮に興味を持っているとコメントしている前FCバルセロナ監督のバルベルデ氏がA代表の監督に就任するということもありえなくはないですね。

個人的には、A代表バルベルデ監督、東京オリンピック延期で森保監督がもっとも望ましいシナリオだと思いますが、そううまくはいかないでしょうね。

最後に

新型コロナウイルスの問題はすでにアジアの問題を通り越して欧米圏でも深刻な広がりを見せています。

今後のヨーロッパチャンピョンズリーグやヨーロッパ選手権のスケジュールがずれ込むのは、すでに確定しており、今年のオリンピックの開催はかなり難しくなってきたといえるでしょう。

日本サッカー協会としては、今回の技術委員長の交代の狙いは、あらゆる状況を考慮して打てる手を増やすための手段だと思いますが、いま考えられる今後のシチュエーションに応じて、どのような判断基準で監督人事に手を入れるのかを今のうちに、議論しておくべきでしょうし、ファンにも透明性を持って、説明していただきたいですね。

Jリーグの村井チェアマンは今後のコロナウイルスの流行状況を6段階に分けて、その段階ごとに問題解決の策を提示していますが、日本サッカー協会の田嶋会長は「今いろんな選択、決断をしようと思っても、不確定要素がどんどん出てくる中では難しい。

具体的な代替案は議論できない」とコメントしており、組織のトップとしての能力の差が浮き彫りになってしまっています。