Jリーグ8月1日から会場収容50%の観客動員が延期に! - こんな時には・・・・

Jリーグ8月1日から会場収容50%の観客動員が延期に!

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今後のJリーグの問題は?プロ野球にも影響か!

Jリーグは20日、臨時実行委員会を開き、新型コロナウイルスの感染者増加を考慮して、8月1日から会場収容の50%を上限とする観客数の引き上げを見送る方針を決めた。現在の上限5000人を8月10日まで継続し、その後については今月27日に行うプロ野球とのコロナ対策連絡会議を踏まえて検討するとのこと。アウェー観戦席の設置、アルコール販売解禁も先送りされました。

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Jリーグ収容人数の50%上限引き上げを延期に

Jリーグは政府指針に沿って7月10日から5000人を上限に観客受け入れを開始。8月1日から会場収容人数の50%へ上限を引き上げる予定でしたが、この日、各クラブの代表者らとオンラインで会合。東京と地方クラブの間で多少の温度差はあるとしながらも、村井チェアマンは「全会一致で決まった」と説明しました。

村井チェアマンは非公式に専門家からアドバイスを受けたと明かし、「感染者増の状況が一定程度続く可能性は高い」と危機感を強め、政府も大規模イベントの入場者数の制限緩和を再検討する意向だが、政府の決定を待たずリーグ独自に見直しを決めています。
また7月22日政府は5000人超の大規模イベント緩和を延期、8月1日に予定していたプロスポーツなどイベントの入場者数の制限緩和について延期を決定。今後1か月程度感染状況を分析して再度緩和を議論するとのことで、Jリーグに追随した形です。プロ野球もこの決定に従い緩和を延期することで決定しました。
2月の開催中止から政府の大型イベントの自粛要請までの流れと同じで、Jリーグが政府を動かしているような形が続いています。
新型コロナウイルスに関して安倍首相は経済活動を徐々に緩和していく方針に変わりがないことを強調しているため、目的は感染者数が減ることではなく、感染爆発が生じないかどうか様子を見るための延期だと思います。
世界中の専門家で新型コロナウイルスが世界から消えてなくなると主張している人はほぼおらず、インフルエンザのように地球に定着し徐々に人類が免疫をつけていくシナリオになるのは確定しています。
日本も感染者0を目指すのは不可能なので、感染リスクを社会がどの程度まで許容するのかという問題となりそうです。
個人的には重症者が治療を受ける体制が整っていることと、高齢者や病人が暮らす施設にウイルスを持ち込まないことが守られていれば、軽症、無症状者が何人増えようがどうでもよい気がします。むしろ免疫ができて良いことかと。
収容する場所がないほどの感染者が確認されている東京都の重症者は14人(7月22日)で新型コロナウイルス感染者のほとんどが軽症・無症状であることはあまり報道されません。
検査はすればするほど無症状でも感染者は出てくるので、検査基準を変更して検査体制を拡充し、経済活動も再開ささているので感染者が増えるのは当たり前なのですが、医療の目的は治療であり、このまま重症者、死亡者数が増えてこなければ観客動員50%へ緩和できるでしょう。

5000人規制が続くことで生じる問題

Jリーグは観客動員を5000人までに規制することには当然経営の問題が生じます。
実は大規模会場では5000人を入れるよりは無観客の方が使用料や経費を考えると採算性が良く、5000人で試合を続けることは、J1の大きなスタジアムを本拠地とするクラブにとっては試合をすればするだけ赤字が膨らむ状態となります。
5000人収容規制は、収容人数の50%まで観客動員が増えるための段階的な措置として一時的には耐えられても、この状況が続くなら無観客を選択したいというクラブも出てくるかもしれませんし、全国一律で5000人の基準にする必要性にも疑問があります。
岩手県のように一件も感染者が見つかっていない地域と東京都のように感染が数百人単位となっている地域で一律の条件にする意味もよく分かりません。
今後は地域の感染状況に合わせて無観客、5000人以内、50%未満、無制限と段階的に観客動員数を使い分けていくことが必要となるかと思います。
1万5000人収容のスタジアムで5000人と8万人収容のスタジアムで5000人では密度がまったく違いますし、声を出して応援しているわけではなく屋外なので、サッカー観戦は満員電車よりも感染リスクは低いと思います。
スポンサーや地域住民の理解があって成り立つプロスポーツですので国とも自治体とも歩調を合わせていく必要がありますが、対応が遅ければJリーグが主体となって大規模イベント開催のモデルを作っていくということも必要だと思います。

Jリーグの試合開催は続行

JリーグはPCR検査体制を確立して試合運営にも大きな問題は生じていないので、このまま新型コロナウイルスが感染が爆発して死亡者数が一気に増加したりしない限りは、無観客試合に戻ったとしても試合の開催は続けられる目途は立ったといえるでしょう。
全試合消化できないという最悪の事態は免れそうです。

今シーズンのJリーグを盛り上げる若手選手

今年のJリーグは降格がなく、5人交代ができるので積極的に若手選手を試しているチームが多いのが特徴ですでに今年の注目株は出現しています。
森保一代表監督が東京オリンピック世代でA代表レベルでプレーできると称したのが、浦和レッズ橋岡大樹、サンフレッチェ広島大迫敬介、川崎フロンターレ田中碧の3人です。
また、これまで東京オリンピック世代で招集していない選手で高評価を与えたのが湘南ベルマーレ金子大穀、北海道コンサドーレ札幌金子拓郎、高嶺朋樹、FC東京のDF中村帆高、MF安部柊斗、横浜FCの斉藤光毅です。
このメンバーは東京オリンピック世代の代表候補リストに入ったとみて間違いありません。
また、個人的には湘南ベルマーレの鈴木冬一、北海道コンサドーレ札幌、田中駿汰、FC東京、渡辺剛、サガン鳥栖、松岡大起、ジェフ千葉、桜川ソロモン、名古屋グランパス、成瀬竣平のこれまでのパフォーマンスが若手では目立っていると思います。
日本サッカーの未来は明るいと信じたいですね!

今シーズンの移籍市場を盛り上げそうな選手は

今シーズンの移籍市場はどのチームも資金力がないこと、連戦が続いたことでチーム内で選手の序列がつきやすいことなどから、監督から戦力とみなされていない選手のレンタル移籍が増えそうです。
とくに高年俸の選手はレンタル料が発生しなくてもベンチでモチベーションを落とされるくらいなら年俸分を浮かすためにタダ同然での移籍もあるかもしれません。
現在チームの構想から外されている選手は浦和レッズ槙野智章、鹿島アントラーズ杉岡大輝、伊藤翔、セレッソ大阪、柿谷曜一朗、豊川雄太、柏レイソル、キム・スンギュ、北海道コンサドーレ札幌、アンデルソンロペス、中野嘉大、川崎フロンターレ、斎藤学このあたりの選手は、他チームにすぐ加入して活躍できるだけの実力と経験値がありますし、年俸もそこそこしそうなので、上位争い、昇格争いを狙うチームにとっては狙いどころかもしれません。
また、セレッソ大阪や横浜Fマリノスがポルトガルリーグ・マリティモで活躍中の東京オリンピック世代の前田大然選手を獲得するとの報道が出ていますが、セレッソ大阪の前線はタレントぞろいなので、誰かが放出されるかもしれません。

さいごに

今シーズンのJ1は分かりやすく選手層が厚い資金力が豊富なチームが上位に来ていて過密日程の影響が出ています。
J2も同様で長崎の前線のタレントはJ1クラスなのでそのまま昇格まで突っ走る可能性が高いと思います。
また、東京ヴェルディのサッカーがバランスの良いポゼッションスタイルに進化していて、十分昇格もあり得ると感じました。
コンディションが理由でベンチから外れている大久保嘉人がフィットしてくると面白い存在になりそうです。
また、資金力が豊富な京都サンガ、ジェフ千葉、ジュビロ磐田も悪くないですしタレントがいますからJ2も熱いですね。
あと拍手だけの試合会場も家でDAZNで見るには落ち着いてサッカーを楽しめるので、経営的には痛いですがエンターテインメントとしての面白さは普段と変わらないと思いました。