W杯2次予選全勝で最終予選へ
スタメンはGKに川島永嗣、最終ラインは山根視来、中谷進之介、昌子源、小川諒也を起用。
川辺駿と守田英正がダブルボランチを組み、前線は右に坂元達裕、トップ下に原口元気、左に浅野拓磨、ワントップにオナイウ阿道の4-2-3-1。
前半は
5-4-1で守備ブロックを形成するキルギス代表に対して試合が動いたのは27分。
右サイドから山根がクロスを上げると、ゴール前のオナイウが頭で合わせる。
このシュートがDFの手に当たり、日本にPKが与えられます。
これをオナイウが冷静にゴール左に決め、日本が先制。
さらに31分、川辺がドリブルで右サイドを突破し、ゴール前へラストパス。
最後はオナイウが押し込んで2点目。
直後の33分、左サイドから小川がクロスを上げると、ゴール前でマークを外したオナイウがヘディングで合わせて3点目。
前半アディショナルタイム2分にキルギスが1点を返す。
ドリブルでペナルティエリア内に侵入したグルジギト・アリクロフが守田に倒されてPKを獲得。
このPKをミルラン・ムルザエフが決め、3-1で前半を折り返しします。
後半は
後半日本代表は68分にオナイウを下げて佐々木翔を投入し、システムを4バックから3バックに変更。
直後の72分、右CKに佐々木がヘディングで合わせ、4点目を奪い、77分には途中出場の古橋亨梧がハーフウェイライン付近からドリブルで持ち上がり、浅野へスルーパス。
これを受けた浅野がGKとの一対一を制して5点目。
このまま5-1でタイムアップ。
日本が快勝を収め、8戦全勝で二次予選を終えています。
この試合で
この試合ではオナイウ阿道選手がハットトリックを決めセルビア戦に続いて大きくアピールして大迫勇也選手の代役として名乗りを上げています。
また、山根視来選手、古橋享吾選手、小川諒也選手も評価を高めたといえるでしょう。
後半には3バックオプションも試しましたが、大きな混乱もありませんでした。
ロシアワールドカップでは3バックのオプションが無かったことがベルギー戦で痛い目に合う要因となったので試すことができるときに再確認しておくのは大事なことでしょう。
秋からワールドカップ最終予選が始まりますが、森保監督は
「最終予選は2次予選とは別次元の厳しい戦いになると覚悟して臨まなくてはいけません。これまでやってきて結果が出たからといって満足し、フワっと入ってしまうと痛い思いをする。常にレベルアップする部分、個としてもチームとしても気を引き締めて最終予選に臨む準備をしたいです」
と引き締めつつ、
「ただ、これまで多くの選手に関わってもらい、その先の目標に向けて多くの選手の成長、チームも成長してこれたことはポジティブです」
とコメントしています。
今回の代表シリーズでは、オリンピック世代とオーバーエイジに選出された遠藤航選手、吉田麻也選手、酒井宏樹選手がオリンピック組で別チームになったため、控え組が大きくアピールしました。
谷口彰悟選手、植田直通選手、山根視来選手、室屋成選手、小川諒也選手、川辺駿選手、橋本拳人選手、古橋享吾選手、オナイウ阿道選手が存在感を示したといえます。
このメンバーにオーバーエイジと東京オリンピック世代が合流して秋から最終予選がスタートします。