2021シーズンの展望!W杯2次予選の日程と降格候補2チームを分析 - こんな時には・・・・

2021シーズンの展望!W杯2次予選の日程と降格候補2チームを分析

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今回は降格枠が4となる2021年J1リーグ史上最も厳しい残留争いに巻き込まれそうな債務超過状態のサガン鳥栖と昨シーズン最下位の湘南ベルマーレのチームの戦力分析を行います。また、日本代表のワールドカップ2次予選についてもレギュレーションの変更があったのでまとめてみました。

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ワールドカップ2次予選3月シリーズ

日本開催で国内組限定?

変更された日本代表の3月の日程をまとめてみました。

3/25(木)FIFAワールドカップ・アジア予選 2次予選

日本vsミャンマー 日産スタジアム

3/26(金)国際親善試合U-24

日本vs未定 東京スタジアム

3/29(月)国際親善試合

U-24日本vs未定 北九州スタジアム

3/30(火)FIFAワールドカップ・アジア予選 2次予選

日本VSモンゴル フクダ電子アリーナ


日本サッカー協会(JFA)は、3月30日にモンゴルで開催を予定していたカタールW杯アジア2次予選の日本代表対モンゴル代表戦を千葉県・フクダ電子アリーナで開催することが決まったと発表。

JFAの発表によると、モンゴル国内で実施されている新型コロナウイルスの感染対策を踏まえた措置。モンゴルサッカー連盟(MFF)とJFAが開催地の変更を協議し、MFFがアジアサッカー連盟(AFC)に申請した結果、承認されたとのこと。

試合は無観客で開催され、19時30分キックオフ。フジテレビで全国生中継されます。

ホーム試合が増えたことは試合開催を円滑に行うことができるため、良いニュースです。

一方で、国際サッカー連盟(FIFA)は各国代表チームが国際Aマッチを戦う際に各クラブチームに課される選手の派遣義務を、4月末まで一部緩和すると発表。

FIFAによると、以下の2点に該当した上で関係当局からの免除規定がない場合、各クラブチームは代表チームへの派遣義務を負わなくて良い。

①試合開催地への入国時、またはクラブ帰還後に5日間以上の検疫・自己隔離が必要とされる場合。

②試合開催地とクラブ所在地の間に移動制限がある場合。

ヨーロッパの感染状況が酷いので、①にも②にも当てはまることが濃厚で3月の代表戦は国内組で臨むのが現実的。また、U24代表の対戦チームを探すのも難しく、試合が中止になるかJリーグクラブとの対戦になるかもしれません。

いずれにしても、ワールドカップ2次予選はまだ決まっていないので国内組にとっては大きなアピールチャンスですね。

ワールドカップ2次予選のグループの状況はこちら。

グループF

日本 勝ち点12 試合数4
キルギス 勝ち点7 試合数5
タジキスタン 勝ち点7 試合数5
ミャンマー 勝ち点6 試合数5
モンゴル 勝ち点3 試合数5

日本は1試合少ないですが首位。残り4試合で2勝すればグループステージ首位突破が決まります。

2位でも成績上位半分は最終予選進出となるので、かなり最終予選進出は近いところにありますから、3月シリーズは国内組限定でも大丈夫でしょう。

ちなみに3月のW杯アジア2次予選は、6月に延期され、1カ所に出場国を集め、短期決戦のセントラル方式、集中開催に切り替えることもプランとして考えられているようです。

降格候補を分析

サガン鳥栖の2021年戦力分析

サガン鳥栖の昨シーズンは経営危機で主力クラスが相次いで移籍したもののユース出身の若手選手が台頭して終盤に順位を上げて13位7勝15位12敗37得点43失点で終わっています。

2021シーズン、最新の加入、放出、注目選手をまとめました。

加入選手

DF
ファン・ソッコ←ーーー清水エスパルス(完全移籍)
松本 大輔 ←ーーー中央大(新加入)
今掛 航貴 ←ーーー中央大(新加入)
MF
酒井 宣福 ←ーーー大宮アルディージャ (完全移籍)
島川 俊郎←ーーー大分トリニータ(完全移籍)
仙頭 啓矢←ーーー横浜 F・マリノス(完全移籍)
飯野 七聖 ←ーーーザスパクサツ群馬(完全移籍)
相良 竜之介←ーーーサガン鳥栖ユース
FW
和田 凌←ーーー鹿児島ユナイテッド
山下 敬大←ーーージェフ千葉
チコ・オフォエドゥ マッカビ・テルアビブ (ISR)
イスマエル・ドゥンガ←ーーーFKヴラズニア (ALB)
兒玉 澪王斗←ーーーサガン鳥栖ユース(トップ昇格)

放出選手

DF
岩下 敬輔ーーー→引退
小林 祐三 ーーー→Criacao Shinjuku(プロ選手引退。クリアソン新宿(関東リーグ1部)へ移籍)
森下 龍矢ーーー→名古屋グランパス(完全移籍)
宮 大樹ーーー→アビスパ福岡(完全移籍)
ワン・ヂャイナンーーー→
パク・ジョンーーー→柏レイソル(期限付き移籍期間満了)
MF
原川 力ーーー→セレッソ大阪 (完全移籍)
高橋 秀人ーーー→横浜FC(完全移籍)
アン・ヨンウーーー→(契約満了)
原 輝綺ーーー→清水エスパルス(完全移籍)
FW
チョ・ドンゴンーーー→(契約満了)
チアゴ・アウベスーーー→ガンバ大阪(完全移籍)
レンゾ・ロペスーーー→プラサ・コロニア (URU)(期限付き移籍期間満了)
金崎夢生ーーー→名古屋グランパス(期限付き移籍から完全移籍)

注目加入選手はファン・ソッコ選手。

ディフェンスラインならどのポジションもこなすユーティリティプレイヤーでJリーグの実績も豊富なので計算できるベテランです。

J2京都サンガで活躍した仙頭啓矢選手はJ1に再挑戦。

トップ下や左サイドハーフでプレーできるアタッカーで狭いスペースでもドリブルで仕掛けることができます。

放出選手は森下龍矢選手、原川力選手、高橋秀人選手、原輝綺選手といった主力選手で、戦力は昨シーズンからダウンしていて、若手選手の成長でカバーしたいところです。

中野伸哉選手、松岡大起選手、本田風智選手といったユース出身の若手選手の飛躍に期待がかかります。

アフリカ出身のチコ・オフォエドゥ選手、イスマエル・ドゥンガ選手は未知数でまだ入国も出来ていないですが、身体能力が高いので当たれば大きな戦力になるギャンブル的補強ですね。

金明暉監督はポゼッション志向ですが守備面での強度も高く維持して攻守のバランスを保つことができる現実的なサッカーをする印象で、ユースチームから率いてきた方針を継続出来ているのでサガン鳥栖のチーム全体の強化として最適な監督と言えます。

サガン鳥栖は、開幕戦はアウェーで湘南ベルマーレと対戦。残留争いをする可能性が高いチームとの対戦なので負けたくないですね。

サガン鳥栖は債務超過の経営状況では大きな結果を求めるのは酷なので残留が目標となるでしょうし、残留を果たすだけの実力は十分あるチームだと思います。

湘南ベルマーレの2021年戦力分析

湘南ベルマーレの昨シーズンの成績は18位。6勝9分19敗 29得点48失点と得点が少ないことが課題で2021シーズンはフォワードを補強が鍵となります。

2021シーズン、最新の加入、放出、注目選手をまとめました。

加入選手

GK
立川 小太郎←ーーーAC長野パルセイロ(完全移籍)
谷 晃生←ーーーガンバ大阪(期限付き移籍期間延長)
DF
山本 脩斗←ーーー鹿島アントラーズ(完全移籍)
MF
田中 聡←ーーー湘南ベルマーレユース(トップ昇格)
横川 旦陽←ーーー湘南ベルマーレユース(トップ昇格)
平岡 大陽←ーーー履正社高(新加入)
平松 昇←ーーー立正大(新加入)
中村 駿←ーーーモンテディオ山形(完全移籍)
高橋 諒←ーーー松本山雅(完全移籍)
名古 新太郎←ーーー鹿島アントラーズ(期限付き移籍)
FW
ウェリントン←ーーーボタフォゴSP (BRA)
池田 昌生←ーーー福島ユナイテッド
町野 修斗←ーーーギラヴァンツ北九州
ウェリントン・ジュニオール←ーーーポルティモネンセ (POR)(期限付き移籍)

放出選手

GK
後藤 雅明ーーー→ツエーゲン金沢(完全移籍)
DF
坂 圭祐ーーー→大分トリニータ(完全移籍)
馬渡 和彰ーーー→川崎フロンターレ(期限付き移籍期間満了)
鈴木 冬一ーーー→ローザンヌ・スポルト (SUI)(完全移籍)
松田 天馬ーーー→京都サンガ (完全移籍)
金子 大毅ーーー→浦和レッズ (完全移籍)
中川 寛斗ーーー→京都サンガ (完全移籍)
澤田 恒ーーー→シュタインバッハ (GER) (完全移籍)
齊藤 未月ーーー→ルビン・カザン (RUS) (完全移籍)
横川 旦陽ーーー→ガイナーレ鳥取(トップ昇格後、期限付き移籍)
FW
指宿 洋史ーーー→清水エスパルス(完全移籍)
岩崎 悠人ーーー→コンサドーレ札幌(期限付き移籍期間満了)
和田 響稀ーーー→ラインメール青森(期限付き移籍から完全移籍)
トカチーーー→福島ユナイテッド(期限付き移籍から完全移籍)


注目加入選手は何といってもウエリントン選手です。

Jリーグでの実績は豊富で2014年に20得点を記録して湘南ベルマーレのJ1昇格に大きく貢献しJリーグ通算65得点を記録している実績豊富なパワー系フォワード。

鹿島アントラーズから山本脩斗選手が加入しましたが3バック左に定着できると田中聡選手をボランチで起用できて幅が広がるでしょう。

昨シーズンなかなか定まらなかったアンカーには中村駿選手がモンテディオ山形から加入。

展開力がありプレースキックも武器です。

昨シーズンJ2でブレイクしたギラヴァンツ北九州の町野修斗選手も高さとスピードを備えた良いフォワードです。

良い補強はしていますが、坂圭祐選手、鈴木冬一選手、金子大毅選手、齊藤未月選手と中心選手が移籍したのでチームバランスを再構築するまで時間がかかりそう。

浮嶋監督は育成の手腕には定評がありますがモチベーターや勝負師として手腕を発揮して残留させてくれる監督かどうかという部分で不安は残ります。

昨シーズンは攻撃に関するスタッツは軒並み最下位でしたが、決して守備的なサッカーを志向していた訳ではなく、実力差でそうなってしまったというのが実際のところでしょう。

点取り屋は補強できましたがゴール前にボールを運ばなければ得点は生まれないので、それ以前のビルドアップやボール奪取の課題を整理して新シーズンに臨みたいところ。

開幕戦はホームでサガン鳥栖が相手です。

ともに降格候補として残留を争うチーム同士の対戦で勝ち点3をとって勢いに乗りたい試合になります。

さいごに

今回は日本代表が国内組限定で試合を行う可能性が出てきたことと、サガン鳥栖、湘南ベルマーレについて紹介しました。

育成年代で注目される選手が居るもののトップチームに資金力がなく、成長しても移籍してしまう両チームですが育成力には定評があるので若手の成長とともに残留を勝ち取って欲しいですね。

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