今週のサッカー・・・
第7節
鹿島アントラーズ上田綺世の3戦連発で首位に
川崎フロンターレがアウェイでジュビロ磐田相手に引き分ける
横浜Fマリノスがサンフレッチェ広島相手に敗戦
浦和レッズがホームで清水エスパルスと引き分け
■試合結果※()内は勝ち点
C大阪(9)0-1 柏(16)
京都(9)1-1 G大阪(9)
FC東京(12)3-1 神戸(4)
磐田(6)1-1 川崎F(17)
広島(9)2-0 横浜(15)
福岡(7)0-1 鹿島(18)
鳥栖(11)5-0 札幌(6)
浦和(9)1-1 清水(6)
名古屋(8)2-1 湘南(2)
鹿島アントラーズ上田綺世の3戦連発で首位に
明治安田生命J1リーグは各地で8試合が行われ、鹿島が1―0で福岡を下し、2季ぶりとなる5連勝。
勝ち点を18に伸ばして首位に浮上。
後半26分、上田綺世がペナルティーエリア手前でボールを受けると、振り向きざまに右足を一閃。
鮮やかなミドル弾が決勝点となった。
川崎フロンターレ、横浜Fマリノス、浦和レッズ、ヴィッセル神戸らアジアチャンピオンズリーグ出場チームが2試合消化が多い中で首位に立っています。
監督の入国が遅れましたが、これまでのスタイルの延長線上でチーム作りを行えたことがプラスに出たのかもしれません。
鹿島アントラーズにとっての不安材料は上田綺世の夏の海外移籍です。
上田綺世はワールドカップメンバーに入るにはさらにアピールが必要で、現在の序列を覆すために海外移籍を選択する可能性がありますし、今シーズンの活躍を見る限り、さらに上のリーグにステップアップするのは自然といえます。
川崎フロンターレがアウェイでジュビロ磐田相手に引き分ける
ジュビロ磐田は後半33分、MF鈴木雄斗のグラウンダークロスをMF大森晃太郎が左足で合わせて、先制点。
セットプレーからの2次攻撃でネットを揺らした。
「相手の陣地でボールを奪えたところから、ゴールにつながるいい形だった」
終始押し込まれる展開から貴重な1発をたたき込んでいます。
1点リードのまま試合終盤に入り、勝利も見えかけていた。
だが、ロスタイムに痛恨の失点。
4試合ぶりの勝利とはならなかった。
知念慶、遠野大弥が4試合ぶり、FW小林悠が6試合ぶりの先発となり前節の敗戦から、メンバーを入れ替えてきたものの、終盤のパワープレーからの1点にとどまり昇格組のジュビロ磐田相手に苦戦していますが、前半からチャンスは作っていたので、悪い内容ではないですが、昨年と比較すると継続して勝ち切るだけの力の差を見せることは難しくなっている印象です。
横浜Fマリノスがサンフレッチェ広島相手に敗戦
横浜Fマリノスは新布陣にトライしたが、今季2敗目。
アジアチャンピオンズリーグを控える横浜Fマリノスはこの日は大幅なターンオーバーを敢行したうえで、相手の前線からの激しいプレスを想定し、中盤3人の配置を三角形から逆三角形に変更。
ただ試したのは前日だけとあって、不慣れな部分も露呈して2失点。
主将のMF喜田は
「全部が悪かったとは思わない。(新布陣は)オプションになりえる。結果だけで“なし”にするのはもったいない」
と前向きに振り返りました。
チアゴ・マルチンスの代わりに獲得したエドゥアルドのパフォーマンスが安定しないことはタイトルを狙ううえで誤算だったといえます。
高さ、強さ、速さがあり左利きで筑波大学から加入した角田涼太朗がレギュラーを確保しつつあります。
サンフレッチェ広島はスキッペ監督の下でハイプレス戦術にトライしていますが、ハイプレスが機能している一方で結果が出ていなかったので、勝ち点3取れたのは大きかったのではないでしょうか。
浦和レッズがホームで清水エスパルスと引き分け
浦和レッズはまたしても勝ちきることが出来ず、2戦連続の引き分け。
浦和レッズは前半33分にMF江坂がPKを決めて2試合連続でPKで先制するが、後半開始直後にMF伊藤がこの日2枚目の警告で退場。数的不利から逃げ切れずに同点に追い付かれています。ここまでリーグ9試合を終えて、3試合目の退場者となった。
いい流れを作りながら、不利な状況となってしまっただけに
「退場するということが頻繁に起こっているので、今後どうしていくか考えないといけない」
とリカルド監督は話しています。
前半は支配率70%で圧倒していますが、モーベルグとユンカーはポゼッションよりカウンターで点を取るタイプなので、チームスタイルと攻撃のキープレイヤーの特性の不一致という問題が、いまいち結果が出ていない理由かもしれません。